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35年越しのリアル再会

先日、貴重な1台に出会うことができました。
濃紺のボディカラーを纏うアウディ・スポーツ クワトロです。

この個体を初めて目にしたのは『CG』1987年1月号。
谷田部のテストコースで動力性能計測を行った様子を笹目二郎さんがリポートしていました。

その後、1995年に発行された『SUPER CG』30号でも笹目二郎さんによるロードインプレッションが掲載されました。

しかし、その後はメディアに登場することもなく、海外に流出してしまったのではないかと思われていました。

日本に上陸したスポーツ クワトロといえば、この濃紺の個体と、かつて神戸に生息していたホワイト、そして群馬に生息していたレッドの3台が確認されています。

しかし、ホワイトの個体は海外に流出。

メディアにもたびたび登場したレッドの個体は、前オーナー様が手放した後は表舞台に登場していません。

そんな中、濃紺の個体を所有するオーナー様よりメールを頂戴し、現車を見せていただけることになりました。

何度も繰り返し読んだ『CG』1987年1月号と同じ個体は、レストアされた様子もなく、当時の雰囲気そのまま。

オーナー様によれば長い間眠っていたとのことで、当時の空気感がそのまま残されていました。

助手席で試運転に同行させていただきましたが、いわゆるコンペティションカーらしい無骨さは皆無。完成度の高いグランツーリスモとしての魅力に溢れたものでした。

今回、機関系をリフレッシュする計画だったものの、本国のAudi Traditionはなぜか日本からは注文できない仕様になっていて、部品はあるのに入手できない状態とのこと。

私も以前はMuseum mobileのオンラインショップを利用していましたが、Audi Traditionになってからは注文できない状態になってしまいました。

イベントでご一緒したアウディ・クワトロのオーナーさんたちも困っていたので、なんとかならないものでしょうか。

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2022年01月25日 04:40に投稿されたエントリーのページです。

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