昔から通っていたミニカーショップイケダが廃業しました。
同店のホームページは、7月7日に一部が突然メンテナンス中となり、夜になって「営業停止のお知らせ」という文章が公開されました。
その文章には廃業の理由として池田社長の長期入院を挙げていましたが、結局は(有)イケダ模型の破産という形で幕引きとなりました。負債は2020年8月期末時点で約2億3400万円とのこと。
私が初めてイケダを訪れたのは今から約30年前。
JR日暮里駅前の駄菓子問屋街の側にあった小さなビルの1階には、東北急行バスのポスターや鉄道関係のステッカーなどがいくつも貼られていて、ディープな雰囲気を醸し出していました。
店内には国内外のミニカーを大量に収めたガラスケースが何本も入っていて、その圧倒的な品揃えに驚きました。
私が今の仕事に就いたのは、そんなイケダの店内で見つけた『バスメディア』という雑誌に記事を投稿したのがきっかけ。ミニカーショップイケダがなければ、今頃はまったく別の人生を歩んでいたかもしれません。
イケダのオンラインショップで最後に注文したのは、写真のイクソ製1/43 フォード RS 200。
最後に店舗で購入したのは、MINI GT製 1/64 メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 Evolution II マカオ ギア レース 1992 限定セットでした。
馴染みのお店がある日突然姿を消すのは、本当に寂しいですね。