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JGTCを走ったランチア 037 ラリー

模型メーカーのハセガワが発売した「ランチア 037 ラリー “1994 全日本GT”」を購入しました。

同社のプラモデルである1/24 ランチア 037 ラリーは、マルティニカラーやtotip カラーをはじめ、これまでさまざまな仕様が製品化されています。なかでも今回題材に選ばれた“1994 全日本GT”は、これまで模型でもミニカーでも製品化されていない一番の変わり種。富士スピードウェイで開催された、1994年の全日本GT選手権 第3戦 JAPAN SPECIAL GT-CUP 出場車を再現したものです。

現在のスーパーGTの前身にあたる全日本GT選手権(JGTC)には、GT1クラスとGT2クラスが設けられていました。初年度となった1994年には、スカイライン GT-Rとスープラの日本勢に対し、フェラーリ F40、ポルシェ 962C、ランボルギーニ・カウンタックなどの外国車勢がGT1クラスで出走し、レースを盛り上げました。

なかでも一番驚いたのは、グループB時代のWRCチャンピオンマシンであるランチア 037 ラリーがGT1クラスで参戦したこと。第3戦にスポット参戦した「ロッソ ランチア037-MYZ」は、古谷 直広氏のドライブにより、予選21位、決勝では12位で完走しています。

キットは、その第3戦のカラーリングをデカールで再現し、助手席シートを取り外した状態で仕上げる内容。残念ながらタイヤ/ホイールはWRC時代のままなので、リアルに仕上げるには改造が必至となります。資料が少ないのでこのまま倉庫に眠ってしまいそうですが、もしこのキット専用の改造パーツがサードパーティからリリースされれば、ぜひ購入したいですね。

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2019年10月31日 09:00に投稿されたエントリーのページです。

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