2017年8月4日(金)〜 8月6日(日)に幕張メッセで開催中のイベント、「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」を見に行ってきました。
CLASSIC MEETS MODERNをテーマ に、国内外の自動車メーカーとヘリテージカー販売店などが一堂に会するこのイベント。今年で2回目の開催となり、クルマ好きの間では認知度が上がっています。
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日本のメーカーでは、マツダが印象的でした。
「飽くなき挑戦の歴史 −ロータリーエンジン誕生50周年−」を出展テーマにした同社は、試作車と市販車の2台のコスモスポーツを展示したほか、マツダ ファミリアプレスト ロータリークーペ、1991年のル・マン24時間レースで優勝したマツダ 787Bなど、ロータリーエンジン搭載車を多数展示。さらに初代ロードスターのレストアサービス開始を発表しました。
会場には、グループB車両で1985年アクロポリス・ラリーで3位入賞を果たしたこともある、マツダ サバンナRX-7も展示されていました。
ほかの自動車メーカーがクラシックモデルとともに最新の市販車やコンセプトカーを展示するなか、マツダの展示車両はクラシックモデルのみ。自社製品のヘリテージに対する姿勢は、海外のメーカーと変わらないものでした。マツダがクルマ好きから一目置かれる理由は、まさにこうした姿勢に現れているように思います。
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海外のメーカーでは、quattroのルーツを実車で紹介したアウディが衝撃的でした。
初代アウディ・クワトロ、アウディ・スポーツ クワトロの市販モデルに加えて、本国のAudi Traditionが所有するスポーツ クワトロ S1 E2を空輸して展示する力の入れよう。当時を知るクルマ好きにとっては感涙モノの展示内容でした。
1986年モデルのアウディ・クワトロは、Nさんが所有するディーラー車。「モータースポーツジャパン2017」以来の再会でした。
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こちらはCさんが所有する1983年モデルのアウディ・スポーツ クワトロ。昨年から調子を崩していたので、久しぶりの再会にひと安心。初日はワークスマシンに並んで展示されるという晴れ舞台を飾りました。
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そしてこちらが1985年のアウディ・スポーツ クワトロ S1。1986年モンテカルロ・ラリーでW.ロールが3位入賞した車両そのものです。
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今回は残念ながらエンジン始動はなかったものの、貴重な車両を間近で見られること無上の喜びを感じました。そして「モーターファンフェスタ2017 in 富士スピードウェイ」でのランチア037ラリーに続き、またしてもリアにまわって匂いを嗅いでしまいました。ヒストリック・ラリーなどのイベントで頻繁に走行している車両にふさわしい、現役車両ならではの匂いを堪能しました(笑)。
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内装の写真も撮影できました。
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私は残念ながら撮影できなかったのですが、エンジンフードを開けていることもあったので、エンジンルームを撮影できた方もいらっしゃいました。
このイベントを通じて、日本にクラシックカー文化が根付くことを願ってやみません。