3月9日から19日にかけて開催されたジュネーブ・モーターショーに行ってきました。
今年もさまざまなニューモデルが発表されました。どのモデルも興味深いものでしたが、個人的にはルーフ CTR 2017がベストでした。
初代ルーフ CTRの誕生から30周年を記念して、初代モデルに敬意を表したデザインとなったCTRの最新作。中身もカーボンファイバー製モノコックなどを採用しています。アナログ的な走りの楽しさを最新技術で堪能できるという、そのコンセプトに惹かれました。
もちろん、初代ルーフ CTRも展示されました。
また、フォードのブースには懐かしの競技車両が多数展示されていました。
エスコート Mk.1は、H.Mikkola / G.Palm組のマシンが1970年のロンドン - メキシコ・ワールドカップ・ラリーで優勝するなど、数多くの活躍を見せたモデル。展示車両は、1995年に開催された同ラリーのイベントに出場したものです。
フォードが1992年から1996年にかけて生産した、グループAのエスコート RS コスワースも展示されました。
こちらは1999年のサファリ・ラリーで優勝した、C.McRae/N.Grist組のフォーカス RS WRCです。
フォードはこのほかにも1966年のル・マンに優勝したGT40 Mk2のレプリカ、コスワースDFVエンジンを搭載し1975年のル・マンに優勝したミラージュ GR8も展示するなど、モータースポーツ・ファンにとってはたまらない内容でした。
そんな今年のジュネーブでたまたま見つけたグループB特集の雑誌が、フランス版の「CLASSIC & SPORTS CAR」です。
この特集では、プジョー 205 T16、アウディ・スポーツクワトロ、MG メトロ 6R4、フォード RS 200の4台を紹介。さらにマルク・アレンがテストドライブをしたランチア・デルタ S4 コンペティツィオーネの記事も掲載されています。
現地ではネオクラシックカーに特化した専門誌などが多数発行されていて、本当に羨ましい状況でした。