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2016年10月 アーカイブ

2016年10月05日

熱海ヒストリカG.P. 2016

10/1(土)に「熱海ヒストリカG.P. 2016」に行ってきました。

当日はあいにくの雨模様。今月以降は毎週のように各地でクルマ系イベントが目白押しなのに、早くも不安を感じさせるような展開です。そんなことを思いつつ、東名の海老名SAでKさんのプジョー205 T16と合流し、熱海までランデヴー走行。迫力のあるエグゾーストノートとともに205 T16の後ろ姿を眺めていていたら、一気にテンションが上がってきました。

「熱海ヒストリカG.P. 2016」の会場である静岡県熱海市の長浜海浜公園に到着すると、すでに興味深い車両たちが何台も展示されていました。プジョーとシトロエンの2台でグループB車両の展示を行うべく一緒に会場入りしたのに、なぜか2台並べて展示することができず、トホホな展開になってしまいました。

とはいえ、私のお隣はなんとロケットとシトロエン2CVというユニークな面々。この光景から分かるように、「熱海ヒストリカG.P. 」の魅力は国産車から輸入車までさまざまなカテゴリーのクルマが見られること。1910年のロールス・ロイス シルバーゴーストからランボルギーニ・カウンタックなどのスーパーカー、そして最新のアストンマーティンまで、展示車両の多彩さは驚異的。一世紀以上の間につくられたクルマたちが一同に会していたのが印象的でした。

午後になると雨も止み、エンジンカウルを開けたプジョー205 T16のまわりにギャラリーが集まります。
シトロエン BX4TCと同じシトロエンSMのトランスミッションを使いながら、ミッドシップにエンジンを収めてコンパクトなボディを実現。そのパッケージングの素晴らしさに改めて感動します。

今回は今年知り合ったアウディ・クワトロのオーナーさんたちとも現地で合流。こちらは1981年式のクワトロです。

ホワイトの個体は1986年式のディーラー車。今回はじめて実車を拝見することができました。

こちらは最終型というべき1991年式のクワトロ20V。日本に正規輸入されなかったモデルであり、ここで実車が見られると思っていなかったので驚きました。

このように世代の異なるクワトロが並ぶ機会はめったにないだけに、今回3台を見比べることができてラッキーでした。

イベントも後半になり、「熱海G.P. RUN」として熱海市街を走る車両がいったん会場を後にしたので車両を移動。今回一番やりたかったグループB車両の並びを実現させました!

クワトロ20Vは熱海市街に走りに行ってしまったため、残念ながら5台のグループB展示とはなりませんでした。それでもクワトロ2台とBX 4TC、205 T16が並んだ姿は壮観。ほとんど自己満足の極みですね。

デビュー当初からアウディ・クワトロに似ていると言われるシトロエンBX 4TC。こうして両者を見比べると、クワトロの背の低さが印象的です。クーペボディと5ドアハッチバックの違いが顕著に現れますね。

ゆったりとした雰囲気でいろいろなクルマを見ることができ、それぞれのオーナーさんとも楽しくお話しすることができた今回の「熱海ヒストリカG.P.」。機会があれば、またグループB車両と一緒に集まりたいですね。

2016年10月15日

1986年のパイクスピーク・ヒルクライム優勝車

先日、スパークから1/43スケールのアウディ・スポーツクワトロ S1 パイクスピーク 1986 優勝車が発売になりました。

パイクスピーク・ヒルクライム優勝車をシリーズ化しているスパークでは、すでに1987年の優勝車、Audi quattro S1 Pikes Peak Winner 1987 が発売されています。今回リリースされたB.アンサーのドライブによる1986年優勝車に加え、M.ムートンが優勝した1985年仕様のスポーツクワトロの製品化も予定されています。

1/43スケールの1986年パイクスピーク優勝車は、これまでレジンキットメーカーのStarterが自ら製作した完成品モデルと、ドイツのSCALA 43がStarter製レジンキットをベースに完成させた製品の2種類がリリースされています。

スターターのレジンキットは基本的にグループB時代につくられた製品のため、高品質なSCALA 43製品であっても、旧さは否めないものがありました。しかし、今回のスパーク製品はパーフェクトな仕上がりで非の打ち所がありません。WRC仕様のクワトロS1 E2もリリースして欲しいと思うのは私だけではないでしょう。

ところで今回は事前に予約していなかったため、発売後にミニカーショップの在庫を探してみました。しかし、どのショップもほぼ瞬殺で完売。日本には予約受注分の数だけでフリー在庫は皆無なのかと思えるほど、探すのに苦労しました。
結局、今年9月10日に渋谷から新宿に移転オープンした、ポストホビー新宿店さんでめでたくゲット。ポストホビー新宿店は以前の渋谷店に比べてこじんまりとなりましたが、在庫の豊富さは変わらずにいて欲しいですね。

2016年10月28日

四半世紀前のBX 4TCミニカー

先日、eBayでシトロエン BX 4TC関連アイテムの定点観測を続けていたところ、前々から探していたアイテムを見つけました。それがMINIROUTE製の1/43 CITROEN BX 4 TC 1985 (REF 26) です。

ロードバージョンのBX 4TC Série 200のミニカーは、1/43ではUniversal Hobbiesが製作したダイキャスト製品、1/18ではOttomobileのレジン製品が有名です。

しかし、'90年代にはフランスのMINIROUTEが製作した1/43のレジン製ミニカーがありました。

ピラーまわりやサイドの凹部がブラック塗装されていないため、比較的おおらかな印象です。とはいえ、ブリスターフェンダーの張り出しは実車以上にダイナミック。さらにイエローバルブを表現したフロントのライト類も良い味を出しています。ちなみにワイパーはエッチング製で、台座に貼付されていました。

この製品を最初に見かけたのは、おそらく'90年代前半から半ばくらい。場所は五反田にあったミニカーショップコジマさんでした。当時、シトロエン BX 4TC Série 200のミニカーはMINIROUTE製品しかなく、個人的にはマストアイテムでした。しかし、価格は確か1万円台後半。当時3千円程度で良質なミニカーが買えた時代にはあまりにも高価すぎる存在でした。その後、フレンチブルーミーティングでも発見しましたが、結局手が出ないまま姿を消してしまったのです。ネット検索にもほとんどかからないため、自分のなかではいつしか幻の存在になっていました。

そんな思い出があるだけに、20年の時を超えてようやく入手できたアイテムには、特別な愛着が湧いてきそうです。

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