グループ B マニア

アウディ・スポーツクワトロS1のミニカーは、さまざまなメーカーから製品化されています。なかでも1987年パイクスピーク・ヒルクライム優勝車は、外観の迫力もあって人気のアイテムとなっています。

1/18スケールではOttoMobileとTop Marquesにより製品化され、日本でも発売されました。

写真はOttoMobileの1/18スケール製品です。

さらにOttoMobileからは、 1/18 Audi quattro Pikes Peak 25 Editionという製品も発売されています。

これは2012年にパイクスピークでW.ロールが1987年の優勝車でエキシビジョン走行したときの仕様を製品化したもの。"25 Edition" とは、もちろん1987年のパイクスピーク・ヒルクライム優勝から25周年という意味です。

外観上の違いは、[25] マークがサイドウィンドウとルーフに貼付され、前後にけん引フックが追加された程度です。

こちらが1987年仕様。サイドウィンドウの[25] マークと、右側ヘッドライト下のけん引フックがありません。

1987年仕様のリアにけん引フックはありませんが……

2012年仕様は中央下部にけん引フックが追加されています。

この角度では、ルーフに貼付された[25] マークがよく分かります。

この製品はアウディ特注品で、品番も "OT" からはじまるOttoMobile品番ではなく、"AU005" という品番になっています。

インターネットのAudi tradition shopから購入することが可能で、VAT込みの価格は109,90 EURです。

"LIMITED EDITION: 1000 PIECES" となっているので、1,000個も製作したのでしょうか。すでにOttoMobileが1987年仕様を4,000個生産しているので、本国のミュージアムショップでは叩き売りになるような気がします。

ちなみにこちらは1987年仕様の裏板です。
箱を開けてみたら、たまたま "200/4000" の良番でした。

グループBファンにとって、"200" は最高の良番ですね。

前回のOttoMobile製1/18 Audi quattro Pikes Peak 25 Editionに続き、今回は2種類の1/87アウディ・スポーツクワトロS1パイクスピーク仕様をご紹介します。

写真の「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 1987」および「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 2012」は、どちらも"Spark"のブランド名で知られるMINIMAX社が製作した、アウディ特注品のレジン製1/87ミニカーです。

左の「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 1987」は、本国のミュージアムショップなどで発売された製品。右の「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 2012」は、250個限定で製作され、報道関係者向けに配布されたといわれるもの。台座に手書きのシリアルナンバーが記されているのが特長です。

1987年仕様と2012年仕様の違いは、1/18スケールのOttoMobile製品と同様です。

2012年仕様には[25] マークが4箇所に貼付され、フロント右側とリア中央下部にけん引フックが装着されています。

この「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 2012」は、前述のように入手困難なアイテムだったため、当初はeBayで200ユーロ近いプレミア価格で取り引きされていました。
写真のミニカーは2015年にeBayで見つけたもので、購入金額は59,00 EURでした。「Audi Sport quattro S1 Pikes Peak 1987」の定価は29,00 EURなのでけっして安くはありませんが、もっとも高騰していた頃の1/3程度の価格で入手できたので大いに感謝すべきですね。

10月1日(土）に展示参加する予定の「熱海 HISTORICA G.P. 2016」。先日、実行委員会から参加確認書が届きました。

個人的には、同封されていた黄色の[Group B]カテゴリーシールに唸りました。グループB時代のモンテカルロ・ラリーで、[GR B]と記された円形のカテゴリーシールが貼付された姿を彷彿とさせます。

当日はグループB車両が数台集まる予定なので楽しみです。

9月はずっと雨模様だったので、クルマのイベントが多い10月の週末は良い天気になって欲しいですね。

先日、うちのシトロエンBX 4TCにメディアの取材が入りました。

そのときの様子がGAZOO.comの『愛車ライフ』に掲載されています。

クルマに関するエピソードやグループBに対する想いなどが紹介されていますので、もしよろしければご覧になってみてください。