先日ジュネーブ・モーターショーに行ってきました。
今年はブガッティ・シロン、アストンマーティンDB11をはじめ、新作スポーツカーが多数発表されました。
なかでも注目したのがこのポルシェ911 Rです。
ポルシェ911カレラにターボチャージャーが搭載されるようになった今、自然吸気エンジンのポルシェ911は絶滅危惧種となりました。ポルシェ911 Rは、911 GT3 RSと同じ4.0リッター自然吸気エンジンに6速MTを組み合わせた、991台の限定モデル。進化に逆行するようなモデルが登場したということは、これが後に記念碑的存在となるということでしょうか。
自然吸気エンジン+マニュアルトランスミッションを備えた911に魅力を感じるのであれば、この機会にお買い求めしておいたほうが良いのでしょうね。資金があれば。
シトロエンから独立し、昨年のジュネーブで新ブランドとして誕生した「DS」。今年はEVスポーツのコンセプトモデルとして「DS E-TENSE」を発表しました。
個人的には、フロントよりもリアからの眺めのほうが気に入りました。
ブース内では、このコンセプトカーの内装も手がけた2人の女性職人が縫製などのデモンストレーションを行っていました。このような光景はロールス・ロイスやベントレーではお馴染みのもの。DSが本気でエクスクルーシブなブランドを目指していることがよく分かります。
フィアットのブースで思わず噴きそうになったのがこのフィアット・パンダ。
もう誰が見てもパンダそのもの。よく見ると、ヘッドレストにもパンダがいます。
ヘッドライトの外側に黒のフェルト貼り込むことにより、パンダ顔を表現しています。手軽なのでイベントなどにも応用が効きそうですね。ちなみにボディカラーはマットホワイトでした。
映画「カンフー・パンダ」とコラボしたこのフィアット・パンダ4×4クロスは、パンダの生息環境を維持するためのオークション用として製作されたワンオフモデル。丁寧に貼り込まれたフェルトが印象的でした。
残念ながら市販予定はありませんが、このアイデアは面白いですね。
かつてグンペルト・アポロの名でスーパーカーを製造していたグンペルト。ジュネーブの常連だった彼らが経営破綻で姿を消したのは記憶に新しいところです。そんなグンペルトが新たな資本を得て「アポロ」として復活しました。
今回展示されたニューモデル「アロー」は、グンペルト・アポロのモデルチェンジ版。個人的には名前通りのシャープなスタイリングに惹かれました。肝心のスペックは最高出力1,000ps、最大トルク1,000Nm。乾燥重量は1,300kgを目指しているようです。ぜひ実現して欲しいですね。