メルセデス・ベンツ クラシックを後にした私は、次の目的地としてポルシェ ミュージアムに向かいました。
[U1]のHohenstr.駅を出発して元の方面に戻り、Sバーンとの乗り換え駅Wilhelmsplatzで下車。SバーンのBad Cannstatt駅まで1分ほど歩いた後、[S1]でいったんシュツットガルト中央駅に戻り、[S6]に乗り換えてNeuwirtshaus(Porscheplatz)で下車しました。
このポルシェプラッツには、イギリス人芸術家のジェリー・ジュード氏が制作したポルシェ911のモニュメントが今年8月31日に一般公開されたばかり。製作途中には発表前の新型911を覆うカバーが外れて、思わぬかたちでリーク写真が出回ってしまうハプニングがあり、一気に存在が知れ渡りました。
そんなモニュメントを撮影すべくカメラを構えたものの、小雨混じりの天気でなんともトホホな状態。
仕方ないので数カット撮影してミュージアム見学に移りました。
ポルシェ ミュージアムの収蔵車両は世界中のあらゆるイベントに貸し出されています。そのため、訪れるたびに展示車両が異なるのが面白いところ。
フランクフルト・モーターショーの会場で見かけた1977年型の935 Babyに続き、今回は1978年の935/78 "モビー・ディック"を見ることができました。
こちらは911 SCのラリー仕様。前回ミュージアムで見た車両とは別の個体でした。
1984年パリーダカール・ラリー優勝車のポルシェ953は、間近で見るのは今回がはじめて。
前回、前々回はワークショップ越しの対面でした。
もちろんマクラーレンTAGやインディカーも展示されています。
見学中盤にして思わず釘付けになってしまったのが、この1台。そう、ポルシェ911 SC RSです。
911 SC RSは、白一色で何の飾り気もないプレーンなボディが特徴的なので、個人的には=PORSCHE MUSEUM=のサイドストライプは不要かと思いました。とはいえ、この素っ気なさはグループBホモロゲーション取得用車両にふさわしい佇まいですね。歴代のRSのなかでも、もっとも道具に徹した仕様といえるでしょう。
以前、ミュージアムのワークショップでガラス越しに2台の911 SC RSを見たときにも目が釘付けになりましたが、今回は間近で見学することができたので、いろいろな角度から眺めまくり。おかげで大幅な足止めを食ってしまい、この後の展示車両を駆け足でまわるハメになってしまいました。
機会があれば、この2本出しマフラーの音をぜひ聞いてみたいものです。
このポルシェ959はヘッドライトウォッシャーが付いていないタイプ。ということはプロトタイプでしょうか。
ちなみに今年9月30日から来年1月10日まで、 "The Super Porsche. 30 Years of Porsche 959." という特別展示が行われています。ポルシェ959の市販モデルが発表されてから30年を記念して行われるこの展示、私が訪問したときは開催前だったため残念ながら見ることができず。
もし、シュツットガルトに行く機会があれば、ぜひ見に行ってみてください。
この眺めは、いつ見てもうっとりしてしまいます。
こちらはなんと、映画「カーズ」でお馴染みのサリー。
実車が存在することもさることながら、ポルシェ ミュージアムに収蔵されていることに驚きました。
閉館時間になったので表に出てみると、いつの間にか雨雲が去って晴れ間が見えていました。
そこで、片付けたカメラを再度セッティングし、モニュメントの再撮影を開始しました。
雲がなくなるまで10分以上待ち、ようやく改心のカットが撮影できました!
カメラを片付けようとしたら、信号待ちをしている991のGT3 RSを発見!
急いで戻って最後に撮影したのがこの写真です。
ポルシェ ミュージアムは何度訪れても新鮮な発見がありますね。
コメント (2)
素晴しい! RSってエエですね。
投稿者: ドンジー | 2015年10月12日 00:49
日時: 2015年10月12日 00:49
ドンジー さん
RSはどのモデルも魅力的ですが、SC RSはもっとも実戦に近い存在なだけに、より惹かれるものがあります。ポルシェ ミュージアムは最低半日は必要ですね。
投稿者: グループBマニア | 2015年10月13日 09:38
日時: 2015年10月13日 09:38