4年ぶりにフランクフルト・モーターショー(IAA)に行ってきました。
ショーの内容は皆さんご存知の通りなので、私は会場で見かけたクラシックカーについてリポートします。
ここ数年、欧米でクラシックカー市場が過熱していることもあり、会場では新型車と絡めてクラシックモデルを展示するメーカーが多く見られました。例えば、SUVモデルの発表で半世紀ぶりの復活を果たしたドイツのBorgwardは、3月のジュネーブ・モーターショーに続いて往年のイザベラを展示していました。
ポルシェはプレスデイ初日にポルシェ935 Babyを展示していました。これは新型ポルシェ911がダウンサイジングターボエンジンを搭載したことから、同じダウンサイジングターボつながりで、1.4Lターボエンジンを搭載する935 Babyを展示したものと思われます。しかし、この935 Babyは1日だけの展示で2日目以降は新型911に差し代わってしまいました。
ポルシェのブースでは、911をはじめとする本カタログを惜しげもなく配布していました。この大盤振る舞いにはポルシェファンも大満足でしょう。
アルファロメオでは、新型ジュリアが待望のお披露目となりました。それに関連してジュリアTZ2とジュリアTIスーパーがデビューに華を添えました。
まさかTZ2がモーターショー会場で見られるとは思っていなかったのでビックリ!プレスデイのため柵も一切なく、間近で観察できました。
アルピナのブースでは、なんと1981年型のBMWアルピナB7 Sターボがありました。これは最新の限定モデル「B6 Bi-turbo Edition 50 Coupe」に対応したアルピナ限定モデルの原点として展示されたものです。
MINIでは、新型クラブマンを発表したプレスコンファレンスで、CLASSIC MINIのミニ・クラブマン・エステートが登場しました。
ブラバスのブースでは、新型車とともにBRABUS CLASSICによるメルセデスのフルレストア車を展示していました。
会場内には毎回オールドタイマーの展示車両もあります。これはクラシックラリー・イベントに出場しているポルシェ911。
そして、フェラーリ512 BB LMの姿もありました。実車の迫力は想像以上で、圧倒的な存在感がありました。
一目見て「タミヤ!」と言ってしまったVWゴルフ Gr.2レーシングです。1/24プラモデルや1/12 RCカーではなく、1/1の実車が見られて最高でした。
カーセキュリティのブースに展示されていた「ブリット」風なフォード・マスタング。グリルがブリット仕様になっていればさらに良かったかも。
こちらは車両追跡システムのブースに展示されていた、メルセデス・ベンツ190E 2.5-16 エボリューション2。オーナーさんは出展社の社長で、相場やハイドロの話などで思わぬ長話をしてしまいました。
ネオクラシックのクルマも多数展示されていた今回のIAAは、新車のみならず、旧車ファンにも見応えのある内容でした。