昨日は、東武百貨店池袋店で開催中の「タミヤモデラーズギャラリー 2015」に行ってきました。
私がはじめて「タミヤモデラーズギャラリー」を訪れたのは、当時中学1年だった1982年。それが記念すべき第1回目と知ったのは後のことでした。数年前に1、2度行けなかった年があることを除けば、基本的に30年以上にわたり毎年見に行っていることになります。
6月27日に1/24スケールのトヨダAA型 組み立てキットが発売されたことを記念して、今年はトヨダAA型の復刻車両とトヨタ・ミライの実車を展示。なかでもトヨダAA型は他を圧倒する存在感を放っていました。
個人的に興味を持ったのは、ホビージャパンが刊行した「CAR MODELING MANUAL グループB 〜公道の怪物たち〜」に掲載された作品が展示されていたことです。
写真左側のアウディ・スポーツクワトロS1は、タミヤの「アウディ クアットロ ラリー」からの改造作品です。スポーツクワトロS1はProfil 24社の1/24レジンキットが発売されていますが、この作品はタミヤのビッグクワトロをベースにショートホイールベース化しているのがポイントです。
この手法は、1986年に二玄社が発売した別冊CGの「WHAT IS GROUP B」にも紹介されています。この本の表紙撮影用にタミヤの社内モデラーがアウディ・スポーツクワトロS1、ルノー ・マキシ5ターボ、プジョー205 T16 E2の3台を製作していて、その製作記事を掲載。アウディの製作記事は後にタミヤニュースの「これだけは作ろう」にも掲載されました。当時私もビッグクワトロのボディを真っ二つにして改造に挑みましたが、もう30年近くそのままになっています。
右側のポルシェ911 SC RSは、タミヤのポルシェ911ターボ '88をベースにした作品。ポルシェ911 SC RSもRenaissance製のレジンキットが発売されていますが、タミヤ製品はプロポーションが良いので、この改造は理想的ですね。
「タミヤモデラーズギャラリー」ではモデラーズコンテストも開催しています。今回個人的にもっとも気に入ったのがこの作品。タミヤのパッケージの世界観を立体化したような雰囲気が素敵でした。