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今年も静岡ホビーショーに行ってきました。昨年はブログに取り上げるようなグループBネタが皆無で寂しい状態でしたが、今年はいろいろなアイテムが勢揃いで見所の多いショーでした。
まずは久しぶりに登場のプラモデルから。
アオシマが輸入するマカオのBEEMAXシリーズでは2つのグループB製品が登場します。
ひとつは2015年5月発売予定の1/24 TA64 セリカ ’85サファリラリー仕様。ユハ・カンクネンがWRC初優勝を果たした1985年サファリ・ラリー仕様のトヨタ・セリカ ツインカムターボ(TA64)です。これまでレジンキットでは数種類発売されてきましたが、今回は待望のプラモデル化のため、価格もリーズナブルな3,800円(税別)。本体と同時にディテールアップパーツ(税別1,800円)も発売されるとのことで、高品質な仕上がりが期待できます。
もうひとつが1/24 240RS ’83ニュージーランドラリー仕様。初年度に2位入賞を果たしたマシンです。日産240RSのプラモデルは以前フジミから発売されていましたが、ルーフラインが低すぎたり、オーバーフェンダーの形状がまったく異なるなど、それらしく作るには大改造が必要でした。そのため、今回BEEMAXシリーズとして発売されたことは大歓迎です。価格はTA64セリカと同じ(税別3,800円)で、ディテールアップパーツ(税別1,800円)とともに2015年7月に発売される予定です。
igniton modelのブースには、1/43のレジン製ミニカーとして、日産240RSの1983年モンテカルロ・ラリー仕様が展示されていました。これまで1/43ミニカーはビザールとイクソから発売されていますが、igniton modelらしいシャープな造形には期待が持てます。
同社のブースにもうひとつ展示されていたグループB製品が、ルノー5 MAXI turbo 1985 Tour de Corse(税別15,500円)。この製品は以前、hpi-racingの新製品として2013年の静岡ホビーショーにモックアップの状態で展示されていました。ところが同年12月20日をもってhpi-racingがミニカー事業から撤退し、この製品はお蔵入りとなってしまいました。
今回、京商とigniton modelが新ブランドとして「HEADLINER(ヘッドライナー)」を立ち上げたことにより、hpi時代に予定されていた製品が再び日の目を見ることになりました。モデル製作は「ignition」、監修・ラインセンス管理は「京商」が担当して輸入車を製品化していくとのことで、今後の展開が楽しみです。
国際貿易のブースには、サンスター製の1/18 MGメトロ6R4 1986 1000湖ラリー仕様(税別14,900円)が展示されていました。1/18スケールのMGメトロ6R4はOttOmobile製品もありますが、サンスター製品はダイキャストならではの豊富な開口部が最大の魅力ですね。
スパークでは、パイクスピーク・ヒルクライムの公式ミニカーとしてリリースされるプジョー405 T16の1988年優勝車が展示されていました。パイクスピークの路面を模した台座と外箱のスペシャルパッケージが特長で、間もなく発売になるはずです。
今回個人的にもっとも気になった製品が、オートアートのブースに展示されていた1/18スケールのランチア・デルタS4ストラダーレです。
デルタS4はコンペティツィオーネとストラダーレの差が少なくないので、ほとんどが新規製作になるのではないでしょうか。それでもストラダーレを開発したオートアートの英断に感謝です。
試作品のためインテリアカラーは正規のタンではなくブラックになっていたりしますが、クオリティの高さがひしひしと感じられます。今から発売が楽しみですね。