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特価品は侮れない

先月25日から「ミニカーマガジン」の2015年3月号が配布されています。

今回の私の連載テーマは「思わぬものが将来のお宝に!?」です。
誌面では、以前は特価品として売られていたり、安価ゆえコレクションとして認知されていなかった商品が、時を経て希少価値が認められ、逆にお宝ミニカーになった例などを紹介しています。

こちらの写真は、1970年代から1980年代にかけて発売されたトミカダンディです。ドアやボンネット開閉などのアクションがあるため玩具的な印象はあるものの、車種のセレクトは当時でも他のメーカーとは一線を画するものでした。特に写真手前のロールスロイス・ファンタム鶲などは、4枚のドアと羽型に開くボンネット、それにトランクリッドまで開閉するなど、当時の1/43ミニカーとしては驚異的な内容でした。

こちらの2台のポルシェは、どちらもハイスピード製の1/43ミニカー。どちらも今から10数年前に販売されたもので、価格は税抜き1,800円という安さです。出来は価格を考えれば十分以上で、当時他のメーカーが製品化していなかったスキマ的な車種選定が特徴でした。ミニチャンプス製品などと見比べると当然ながら見劣りするため、コレクター向け製品としてはイマイチの感がありましたが、お買い得感は当時でも随一。現在は気軽に買える値段の1/43ミニカーがなくなってしまっただけに、本当に良い時代でした。

これらの商品は必ずしも「お宝」ではないかも知れません。しかしながら、玩具的な存在だったものや安価で販売された製品が時を経て貴重な存在になった例であることは間違いありません。

1年間にわたって連載したミニカーマガジンの記事も今回で最終回。ミニカーについて好きなように書かせてもらえることなんてめったにないことなので、今回は本当にありがたい機会でした。

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2015年03月01日 17:35に投稿されたエントリーのページです。

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