先月25日から「ミニカーマガジン」の2014年12月号が配布されました。
今回の私の連載テーマは「絶版品は一期一会」です。
誌面では、絶版ミニカーの魅力と、フェラーリの絶版ダイキャストミニカーについて触れています。
写真は、今は亡きイタリアのBANG(バン)が発売した1/43 フェラーリ 250 GTE Street 1960です。
実車のフェラーリ 250 GTEは、数々の名作がある250 GTシリーズのなかでは比較的人気の薄い車種でしたが、最近はかなり値上がりしているようです。歳をとったらフェラーリの3リッターV12エンジンを積んだモデルに乗りたいなぁなどと思っておりましたが、もはや手の届かないところに行ってしまいました。
そんなこともあって最近手に入れたのがこのBANGのフェラーリ 250 GTEです。同社としては晩年に製品化されたため、エッチング部品を多用したクオリティの高い製品となっています。同製品には多くのバリエーションがありますが、私はワインレッド外装とタン革のコンビネーションに惹かれて品番Ref.7279を入手しました。ついでにRef.7280の薄いブルーメタのほうもコスパに優れていたため併せて納車しました。
こちらは京商の1/43 フェラーリ F40とディーノ 246 GTです。
京商の1/43 フェラーリシリーズは、ダイキャスト製ミニカーとしては究極的なクオリティを持つ製品で、いまだに輝きを失わない名作です。
生産終了後もセカンドハンズでいつでも買えるのではと思っていましたが、今回の撮影に使うためフェラーリ F355 ベルリネッタのレッドを探してみると、ヤフオクでもeBayでも見つかりませんでした。そこで今回は手持ちのディーノ 246 GTで撮影しました。ちなみに写真のディーノ 246 GTは、1st.モデルのブラックインテリアではなく、2nd.のベージュインテリアのほうです。
結局、原稿締め切りに間に合わなかった京商1/43 フェラーリ F355 ベルリネッタ レッドは、その後たまたま覗いた都内の中古専門店「リバティー」で偶然発見して入手できました。
絶版品は、こういう一期一会があるので面白いですね。