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Hondaの新旧ライトウェイトスポーツに乗る

先日、当ブログで以前紹介した『カーグラフィック』のバックナンバー譲渡の橋渡しのため、鎌倉在住のTさん宅を訪れました。

今回『カーグラフィック』を手放すことを決めたTさんとは、私が某編集プロダクションで働いているとき以来お会いしていないため、実に20年ぶりの再会。そして新しい嫁ぎ先は、当ブログに何度もコメントを寄せてくださっているNさん。東京に来る用事に合わせて大阪からはるばる来てくださいました。ネット上では何度もコミュニケーションを取り合っている方であっても、実際にお会いする機会はやはり特別ですね。

そして無事に橋渡しを済ませて、クルマの後席とトランクに『カーグラフィック』を満載したNさんを見送った後は、Tさんが売却を考えているHonda ビートとS800クーペを見学することに。

最初に見せていただいたHondaビートは、実に16万キロのマイレージを刻んでいたものの、外観的に特にヤレを感じるところはありません。それもそのはず、幌は入手困難になりつつある純正の新品に交換されているほか、タイミングベルトやウォーターポンプ、エアコン用コンプレッサーなども交換済みとのこと。16万キロ超のビートがどんな乗り味なのかまったく想像できなかったのですが、気になる部分を直しながら維持されてきたこともあり、エンジンの爽快な吹け上がりとクルマの小気味良い動きは当時のまま。もう少し手を入れてあげれば、さらにシャキッとしそうな個体でした。

そしてもう1台のS800クーペは、今から20年近く前にイギリスから逆輸入で持ち込んだ後、実に17年近くかけて修復・レストアされた右ハンドル車。下回りや内装、ガラスまですべて外して全塗装を行っているほか、新たに4点式ロールバーを装着し、ポイントはパートロニクス製フルトラユニットに換装。ホイールはノーマルのスチールのほかにも、Hondaの刻印が入ったアルミのレプリカ、それにRSワタナベの3種類を所有しているとか。納得のいく仕様になるまで時間がかかり、ナンバーを付けてからまだ1年少々しか経っていないという興味深い個体でした。

Tさんのご好意により試乗させていただいたのですが、ビートに比べると圧倒的なボディの軽さが印象的で、着座位置の低さと乗りやすさも想像以上。短時間ではありましたが、初期のHondaサウンドが堪能できて、楽しい体験をさせていただきました。

このビートとS800クーペを手放される理由は、3世帯住宅を建てて駐車場が手狭になってしまったため。趣味のクルマにはオーナーの世代交代が付き物ですが、後世に残るクルマはやはり「預かり物」なのだと今回改めて感じました。

特にS800クーペのほうは長年にわたり情熱とお金をかけてきたものだし、定期的に動かしていることもあって機関系の調子も良さそうなだけに、「もったいないなぁ」というのが本音です。ちなみにビートは60万円位、S800クーペは280万円位でそれぞれ応談とか。

もし、このビートとS800クーペに興味がある場合には、presse(アットマーク)groupbcar.com宛にご連絡ください(アットマークを記号に置き換えてご送信ください)。

間もなく開催される東京モーターショーでは、HondaからS660 CONCEPTが発表されますし、これを機に3世代にわたるHondaのライトウェイトスポーツを所有してみてはいかがでしょうか?(笑)

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2013年11月14日 08:15に投稿されたエントリーのページです。

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