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2013年11月 アーカイブ

2013年11月08日

スポーツクワトロS1が納車

今年8月に予約注文をしていたOttOmobile製の1/12アウディ・スポーツクワトロS1 1987年パイクスピーク・ヒルクライム優勝車がついに我が家にやってきました。

全長40cm近くに達する巨大なボディは、そのボリュームがもたらす迫力はもちろん、実車そのものの雰囲気さえ感じさせます。


特にフロントビューは、実車と見間違えても不思議でないほどの圧倒的な再現度です。


レジン製のため可動部分は一切ありませんが、メッシュの奥にあるテールライトや補記類などはしっかり再現されています。


私にとって大変興味があり、なおかつ不安だったのは、複雑な形状のリアウィングを壊さないようにどうやって梱包してくるのか?ということ。メーカーのOttOmobileは繊細なつくりのレジン製ミニカーが最大のウリなだけに、どんなソリューションを繰り出してくるのかに注目していました。


その答えがコレ。リアウィングを別パーツにして、購入者自身で取り付けてもらうというアイデアでした。

ただし、これにはオチがありました。なんとボディ側の凹部とリアウィング部の凸部が合わないため、リアウィングの基部を少し拡げてあげないとボディに取り付けできないのです!ボディに合わせてウィングを組み立てればスムーズに装着できるのでしょうが、今回の場合はボディとウィングを別々に組み立て、最終的にフィッティングを確認することなく箱詰めしてしまったのでしょうね。


そんな突っ込みどころもありますが、それも愛嬌と楽しみつつ酒の肴にしてみたいものです。

P.S.
先月、網膜剥離と診断されて手術・入院をしておりましたが、現在は無事に退院して社会復帰を果たしました。
そんなこともあって約1ヶ月ぶりの更新になってしまいましたが、これからも細く長く更新していきますので、よろしくお願いいたします。

2013年11月14日

Hondaの新旧ライトウェイトスポーツに乗る

先日、当ブログで以前紹介した『カーグラフィック』のバックナンバー譲渡の橋渡しのため、鎌倉在住のTさん宅を訪れました。

今回『カーグラフィック』を手放すことを決めたTさんとは、私が某編集プロダクションで働いているとき以来お会いしていないため、実に20年ぶりの再会。そして新しい嫁ぎ先は、当ブログに何度もコメントを寄せてくださっているNさん。東京に来る用事に合わせて大阪からはるばる来てくださいました。ネット上では何度もコミュニケーションを取り合っている方であっても、実際にお会いする機会はやはり特別ですね。

そして無事に橋渡しを済ませて、クルマの後席とトランクに『カーグラフィック』を満載したNさんを見送った後は、Tさんが売却を考えているHonda ビートとS800クーペを見学することに。

最初に見せていただいたHondaビートは、実に16万キロのマイレージを刻んでいたものの、外観的に特にヤレを感じるところはありません。それもそのはず、幌は入手困難になりつつある純正の新品に交換されているほか、タイミングベルトやウォーターポンプ、エアコン用コンプレッサーなども交換済みとのこと。16万キロ超のビートがどんな乗り味なのかまったく想像できなかったのですが、気になる部分を直しながら維持されてきたこともあり、エンジンの爽快な吹け上がりとクルマの小気味良い動きは当時のまま。もう少し手を入れてあげれば、さらにシャキッとしそうな個体でした。

そしてもう1台のS800クーペは、今から20年近く前にイギリスから逆輸入で持ち込んだ後、実に17年近くかけて修復・レストアされた右ハンドル車。下回りや内装、ガラスまですべて外して全塗装を行っているほか、新たに4点式ロールバーを装着し、ポイントはパートロニクス製フルトラユニットに換装。ホイールはノーマルのスチールのほかにも、Hondaの刻印が入ったアルミのレプリカ、それにRSワタナベの3種類を所有しているとか。納得のいく仕様になるまで時間がかかり、ナンバーを付けてからまだ1年少々しか経っていないという興味深い個体でした。

Tさんのご好意により試乗させていただいたのですが、ビートに比べると圧倒的なボディの軽さが印象的で、着座位置の低さと乗りやすさも想像以上。短時間ではありましたが、初期のHondaサウンドが堪能できて、楽しい体験をさせていただきました。

このビートとS800クーペを手放される理由は、3世帯住宅を建てて駐車場が手狭になってしまったため。趣味のクルマにはオーナーの世代交代が付き物ですが、後世に残るクルマはやはり「預かり物」なのだと今回改めて感じました。

特にS800クーペのほうは長年にわたり情熱とお金をかけてきたものだし、定期的に動かしていることもあって機関系の調子も良さそうなだけに、「もったいないなぁ」というのが本音です。ちなみにビートは60万円位、S800クーペは280万円位でそれぞれ応談とか。

もし、このビートとS800クーペに興味がある場合には、presse(アットマーク)groupbcar.com宛にご連絡ください(アットマークを記号に置き換えてご送信ください)。

間もなく開催される東京モーターショーでは、HondaからS660 CONCEPTが発表されますし、これを機に3世代にわたるHondaのライトウェイトスポーツを所有してみてはいかがでしょうか?(笑)

2013年11月22日

東京モーターショー2013

今週は東京モーターショーに行ってきました。
今回は世界初公開の輸入車もいくつかあり、久しぶりに活気が戻ってきた感がありました。

開幕前にもっとも気になっていたのはHonda S660 CONCEPT。
エンジン搭載位置が不明のため早速下回りを覗き込んでみたのですが、残念ながら完全にカバーされていて実車でも判別することができませんでした。でも、個人的にはS660 CONCEPTの横に展示されていた幻の四輪車、スポーツ360が展示されていたのが収穫でした。当時の図面や資料をもとに復元されたスポーツ360は、先日試乗したS800クーペよりもさらにコンパクトなのが印象的で、昔の軽自動車の小ささを改めて実感しました。

個人的に今回のモーターショーのベスト1は、ヤマハが出品した4輪の参考出品車、MOTIV。
スマートと同等のコンパクトなボディの骨格には、ゴードン・マーレーデザイン社との共同開発による鋼管パイプ+複合材料のスケルトンフレームを採用。展示車両はEVでしたが、1000ccのDOHC 3気筒エンジンも開発中とのこと。かつてのOX99-11と同じ轍を踏まずに、今度こそ市販して欲しいですね。

こちらはKEN OKUYAMA DESIGNのブース。
ほかのブースとは一線を画すライティングと演出に唸りました。

これはポルシェ・パナメーラS E-ハイブリッドの横に設置されていた充電スタンド。
側面にはパナメーラS E-ハイブリッドと918スパイダーのそれぞれの充電時間を記したプレートを貼付してあるなど、なかなか凝ったつくりでした。
それもそのはず、この充電スタンドはPorsche Designが手がけたもの。世界一スタイリッシュな充電スタンドであることは間違いありません。

商用車でもっとも力が入っていたのは三菱ふそう。
会場でFacebookのふそうページへの「いいね!」を見せると毎日先着100名に三菱キャンターのプルバックミニカーがもらえたり、自分がデザインしたトラックやバスのペーパークラフトがつくれるコーナーなど内容盛りだくさん。私もオリジナルデザインのエアロクイーンを息子と自分用に製作してしまいました。

2日間のプレスデイを終えて帰ろうとしたとき、目に飛び込んできたのが「グランツーリスモ6」の体験コーナー。
ソフトはすでに予約済みですが、せっかくなので少し待ってプレイしてみました。すると、選択可能な車種リストのなかになんとアウディ・スポーツクワトロS1パイクスピーク1987優勝車が!

もちろんこれ以外の選択肢はあり得ないので、スポーツクワトロS1で純粋なレーシングカーを凌駕できそうなトラックとして筑波サーキットを選択。かくしてレースがはじまりました。

基本的に強いアンダーステアだろうと予想して、コーナーの奥まで突っ込んでから一気に向きを変え、コーナー出口が見えた時点でフルスロットルという走り方に徹し、GT500クラスのGT-RやGr.Cのプジョー905などを加速で抜き去りました。1位が射程距離内に入ったところで残念ながらタイムアップになってしまいましたが、12月5日の発売が待ち遠しくなったことは言うまでもありません。

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