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2013年07月 アーカイブ

2013年07月11日

カーグラ、誰か要りませんか?

先日、20年以上前に知り合った恩師からメールが来ました。その内容とは、「クルマ好きの友人が自宅を三世帯住宅に建て替えたので、'70年代からずっと集めてきた自動車専門誌の『カーグラフィック』をまとめて貰ってくれる人はいないですか?」という相談でした。

クルマ好きにとって、「カーグラをまとめて処分したい」という話は昔からよくありますよね。『カーグラフィック』のバックナンバーは一大財産なので捨ててしまうのは忍びないし、かといって保管場所と重量が膨大なので、貰い手が見つかりにくいのも事実です。この「カーグラ問題」がクルマ好きにとって悩みの種であり続けているのは、今も昔も変わらないようです。

かくいう私も、'80年代前半からの『カーグラフィック』を所有しています。以前実家が引越しをした際には処分する絶好のチャンスだったのですがやはり断捨離することができず、現在は実家の書棚に保管しています。数百冊のCG誌を担いで移動したときには、本当に腰が抜けるのではないかと思いました。

そういう背景を抱えた本なので、「この機会に是非!」と積極的にお勧めすることは決してできません(笑)。しかしながら、数十年にわたる貴重な財産を譲り受けたいという方がもしいらっしゃるのであれば、presse (アットマーク) groupbcar.com 宛にご連絡ください(アットマークを記号に置き換えてご送信ください)。

2013年07月23日

横浜に集まった名車たち

先週末は、横浜で開催された「ザ・コンクール・デレガンス・ジャパン2013」を見学してきました。

コンクール・デレガンスの会場となった横浜美術館では、1910年から1974年までに生産されたクラシックカーたちがその美しさやオリジナル性などを競いました。

そして、この会場に展示されていたのが、初代アウディ・クワトロです。すぐ横には最新のR8スパイダーなども展示されていましたが、注目度ではビッグ・クワトロのほうが上回っていたようです。

会場に行くまでは「コアなクルマ好きしかいないのでは?」と思っていましたが、すぐ横に商業施設のMARK ISがオープンしたこともあり、通りすがりの人々もクラシックカーを興味深く見ていたのが印象的でした。

見学無料でこれだけのクルマたちが一同に見られる機会はめったにないので、素晴らしいイベントだったと思います。周辺の商業施設が充実しているので、家族連れで来たとしてもクルマに興味がない奥様が飽きずに済むのはありがたいことです。

そして、コンクールデレガンスの後は、もうちとつの会場となる横浜赤レンガ倉庫に移動し、会場のクルマたちを見学しました。こちらではF1マシンの展示をはじめ、最高級車の試乗会、そして日によってランボルギーニ・オーナーズ・ミーティングやスペシャルショップの展示などが行われました。

会場では『エフロード』誌で何度も取材させていただいた「ヴェローチェ」さんがランボルギーニ・カウンタックLP500Sを持ち込んでいました。

スーパーカーブームを経験した世代にとっての永遠の憧れであり、世界的にも至宝としか言いようのないウォルター・ウルフ特注のLP500Sが直に見られる興奮は、言葉には言い尽くせないものがあります。この日、会場で一番興奮していたのはスーパーカー世代のオヤジ達だったことは間違いないでしょう。

おまけ:
こちらはウォルター・ウルフつながりの番外編。横浜赤レンガ倉庫近くの駐車場に停まっていたランエボ鶲に思わず目を見張りました。このウォルター・ウルフ カラーはまさしく、1986年の全日本ロードレース選手権で水谷勝選手が駆った500ccレーサーのスズキRGΓそのもの。同じカラーリングのRG400Γ WWに乗っていた私にとってはたまらない1台でした。

4輪ならグループB、2輪なら大排気量の2ストローク4気筒が好きな私は、やっぱり電子制御されていない猛烈なパワーのじゃじゃ馬が好きなのでしょうね。

2013年07月30日

M2とユーノス・ロードスターの思い出

先日、ユーノス・ロードスターに乗る友人と一緒に、マツダ横浜R&Dセンターで開催された「2013 Roadster展」を見学してきました。

この展示会は、ユーノスおよびマツダ・ロードスターのオーナーズクラブであるRoadster Club of Japan(RCOJ)が開催したもの。今回のテーマは、1990年代前半にマツダが新たな商品企画の一環として立ち上げた「M2」でした。

世田谷区砧のM2ビルで活動を行っていたM2は、大企業の組織では実現できない少量生産のスポーツカーをいくつも企画するなど、ユニークな活動で知られていました。残念ながらマツダの経営悪化に伴い1995年に活動を休止し、個性的な建物のM2ビルも現在は別の会社が斎場として使用しています。

会場では、ユーノス・ロードスターをベースにM2が企画発売したM2 1001、M2 1002、M2 1028の3種類のモデルが揃い、さらにM2の試作車を具現化した車両も展示されていました。

このM2 1006は、ユーノス・ロードスターにルーチェ用の3リッターV6エンジンを搭載し、和製コブラを目指したモデル。M2 1006は結局市販されなかったため、この個体はM2 1028をベースにM2 1006のエクステリアを再現したレプリカです。

このM2 1008は、ご覧の通り独自のクーペボディを纏ったモデル。M2 1008も試作車しかないためこの個体もレプリカですが、試作車を実際に具現化してしまう熱意には脱帽です。

今回の展示車のほとんどはRCOJメンバーの愛車で、いずれも誕生から20年以上経つモデルながらコンディションの良さが印象的でした。オーナーの愛情が感じられるクルマの展示会は素敵ですね。

私にとって会場となったマツダ横浜R&Dセンターを訪れたのは実に24年ぶり。前回訪れたのは、1989年9月のユーノス・ロードスター正式発売前に開催された内覧会でした。このとき私はまだ10代だったにも関わらず、ユーノス・ロードスターへの購入意欲がどうしても抑えきれず購入寸前までいきました。結局は支払い切れないことが分かったので断念しましたが、あの時のように購入への衝動を抑えきれないようなクルマにまた出会ってみたいものです。

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