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2013年05月 アーカイブ

2013年05月02日

コルシカ島のビール

ここ数年、ジュネーブ・モーターショーに行った際には、ホテルの近くにあるカルフールで缶ビールをお土産に買うのが個人的な定番で、機会があるときに妻と一緒に飲むのを楽しみにしています。そして今回はじめて買ったのが、この"BIERA CORSA Pietra"(ピエトラ)です。

このビールは、ほかの銘柄に比べてやや高めの価格なので美味しいのでは?という単純な理由で選んだため、何の予備知識もありませんでした。ところが、帰国して調べてみると、Pietraはフランスのコルシカ島で醸造されている、モルトと栗の粉を発酵させたビールであることが分かりました。

コルシカ島といえば、かつてWRC(世界ラリー選手権)の1戦としてツール・ド・コルスが開催されていたため、モータースポーツファンには馴染みの深い場所。特にグループB時代には、事実上公道レースのような特殊なイベントゆえに1985年と1986年に重大事故が発生し、グループB廃止の原因となったイベントとしても忘れられません。

今日5月2日は、ランチア・デルタS4に乗るヘンリ・トイボネンが、1986年のツール・ド・コルスの競技中に事故死してから27回目の命日。今夜はコルシカ島生まれのPietraを飲みながら、事故直前まで圧倒的な速さを見せていたトイボネンの伝説的な走りに想いを馳せてみましょうか。

2013年05月10日

シトロエンからのプレゼント

先月、たまたま日本のシトロエン公式サイトを見ていたときに、"会員サービス" というページを見つけました。

シトロエン・ファンの方々にとっては周知の事実ではありますが、シトロエン公式サイトの会員には一般会員とオーナー会員の2種類があり、オーナー会員にはイベントへの招待やプレゼントキャンペーンへの応募といった一般会員の特典に加えて、プレミアムなサービスを用意しているとのこと。しかし、よく見ると「2002年3月(シトロエン・ジャポン設立)以前に初度登録された車両を所有されている方は、こちらからはご登録いただけません。大変お手数ですが、シトロエンコール(0120-55-4106)までお問い合わせください。」と書かれていました。

うちのBX4TCは、1986年式で初度登録2007年のため、どうやってオーナー会員登録するのかシトロエンコールに尋ねてみました。しかし、モデル名を伝えると、「大変申し訳ございませんが、並行輸入車はご登録できません」と言われてしまいました。トホホ……。

まぁ至極当然な答えだったので、とりあえず一般会員として登録。所有車モデル名には"BX 4TC"と書き、ついでに会員限定プレゼントキャンペーンにも応募しておいたのですが、そのまますっかり忘れていました。

ところが、先日シトロエンから「厳正なる選考の結果、あなた様がプレゼントキャンペーンにご当選されましたのでご連絡いたします」とのメールがきて、当選品の "CITROENオリジナルスマートフォンポーチ" が届きました。

早速開封すると、ソフトな素材でつくられたレッドとベージュの2種類のポーチが入っていました。いつも複数のスマホを持ち歩いている私にとって、端末コレクションを保護するポーチはまさにマストアイテム。ありがたく使わせていただきます。

プジョー・シトロエン・ジャポンにとっては非常にメリットの薄いオーナーではありますが、今後もどうぞよろしくお願いいたします(笑)。

2013年05月15日

6th Anniversary

グループBマニアのブログをはじめてから今日でちょうど6年が経ちました。

シトロエンBX 4TCのほうは、今年はシフトレバーの復元作業も終えて、数年来の懸案事項がようやく片付いた状態です。

クルマの稼働率は相変わらず低い状態ですが、これからも調子を崩さないように定期的にクルマを動かしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

2013年05月17日

今年はグループBミニカーが豊作?

昨日は毎年恒例の静岡ホビーショーに行ってきました。

昨年はかつてないほど来場者が少なく、万年不況の模型業界とはいえ、これはさすがにヤバいのでは?と思いましたが、今年は海外からの来場者も含めて盛況で、新製品の発表も昨年より増えていました。

それでは早速のグループBミニカーの紹介をはじめましょう。

まずは、新たに日本法人のスパーク・ジャパンを設立したスパークから発売される1/43 アウディ・クワトロGr.S(税込6,500円)。アウディがグループBに代わる新規定のグループSに向けて密かに開発を行っていたマシンです。1988年から施行されるはずだったグループSは、規定生産台数10台だったため、かなり思い切ったデザインとなっていますが、結局1986年のツール・ド・コルスでの事故を受けて計画が廃止されたため、幻のクルマとなりました。トヨタ222DとランチアECVに続いて、アウディもミニカー化されます。


こちらは国際貿易のブースに展示されていたイクソ製の1/43 日産240RS 1985年サファリ・ラリー仕様。A.Ambrosinoのドライブで6位に入賞したマシンです。


同じくイクソ製の1/43 MGメトロ6R4。1986年のRACラリーに出場したマシンです。お恥ずかしながら、このクルマについてはまったくノーマークでした。


これは京商のブースに展示されていたトゥルースケール社の1/18 ポルシェ959 1986年パリ ダカール・ラリー仕様(税込29,400円)。J.Ickxのドライブで2位入賞したマシンです。レジン製のハイクオリティな製品ですが、さすがに3万円近い値段だとキツいですね。今回発売されるのはカーNo.185なので、優勝車のNo.186はポルシェ特注品として発売されるのでしょうか。


これはhpi-racingの1/18ランチア・ストラトスの試作品。1977年モンテカルロ優勝車と1978年サンレモ優勝車の2種類が2014年2月〜3月に発売される予定です(各17,800円)。カタチは申し分ないので、あとは細部をどう煮詰めていくのかが楽しみです。


これは同じくhpi-racingの1/43 ルノー5 MAXIターボの試作品です。3Dスキャナーを使って、国内にあるMAXIキットを装着した車両を実車取材したとのこと。1985年のツール・ド・コルスに出場したPHILIPSカラーのNo.3、DiacカラーのNo.12、そして"33" ExportカラーのNo.27の3種類が今年10月〜12月に相次いで発売される予定(各14,500円)。


今回一番楽しみにしていたのは、hpi-racingの1/43 トヨタ・セリカ・ツインカムターボを見ること。まずはカーNo.21の1985年サファリ優勝車とNo.2の1986年サファリ優勝車の2種類が今年9月に発売される予定です(各14,500円)。このTA64セリカはこれまで決定版と呼べるクオリティの製品がなかっただけに、hpi-racingの製品は間違いなく過去最高の製品になるはず。

今回紹介した新製品は、イクソ製品以外はすべてレジン製。ダイキャスト製ミニカーと違って高額な金型を起こす必要がないレジン製ミニカーならではの車種選定といえますが、それゆえ高価格になるのは致し方ないところ。マニアックな車種のミニカーがリリースされるのは嬉しい反面、これまで以上に購入するアイテムを厳選しなければならないのも事実ですね。

2013年05月20日

『グランツーリスモ6』に期待

先週、イギリスのシルバーストーン・サーキットで発表されたPS3用ゲームソフトの『グランツーリスモ6』。なかでも個人的に注目したいのがシリーズ初登場となるアウディ・スポーツクワトロS1です。

『GT6』は現行のPS3用ソフトでありながら、コアシステムの刷新による軽快な動作と将来への拡張性が特長で、『GT5』で実現した驚異的なグラフィックの美しさにもさらに磨きがかかっているように見えます。

さて、肝心のアウディ・スポーツクワトロS1は、写真を見るとアウディが所有する個体がモデルのようです。2010年に日本でも展示された、1986年のモンテカルロ・ラリー4位入賞車がプレイできるのは嬉しい限り。

内装の写真も公開されましたが、作り込みのレベルには驚くほかありません。グラフィック的は申し分ないので、あとはスポーツクワトロS1の大きな魅力でもある迫力ある5気筒サウンドが、どれくらい再現されているかが気になります。

いずれにしても、2013年冬の発売を目標に開発中の『GT6』には、かなり期待が持てそうですね。

2013年05月23日

MG メトロ 6R4の本命ミニカーが到着

以前に予約していたOttOmobile製1/18スケールのMG メトロ 6R4のミニカーが届きました。[MG Metro 6R4 Rallye Monte Carlo 1986]

今回の製品は、1986年のモンテカルロ・ラリーでT.ポンドがドライブしたワークスカーを題材にしたもの。同社の特長でもある美しいペイントと繊細なつくりで、名実ともにMG メトロ 6R4の本命ミニカーと呼べる出来映えです。

他のメーカーでは1万円を軽く超えるレベルのクオリティにも関わらず、メーカー直販のため価格は54ユーロというリーズナブルさを維持。高価格化が著しいミニカー業界において、ますます存在感を高めています。

代理店を通さずにメーカー自らクラブを作り、クラブ会員向けに直販することで価格を抑えているのがOttOmobileの特長。ミニカーコレクションの世界では転売目的のバイヤーが買い占めて値段がつり上がることも少なくないのですが、OttOmobileのクラブでは1人最大2個までプレオーダーできるしくみとなっています。そのため、バイヤーの大量購入を排除し、本当に欲しい人が確実に買えるのが最大のメリットです。

円安のため以前に比べてやや高くなりましたが、それでも非常に割安感のあるOttOmobile製品。『グループBマニア』では今後も同社に注目していきたいと思います。

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