栄光の車名が再び
今年もジュネーブ・モーターショーに行ってきました。
今回はフェラーリとランボルギーニ、マクラーレンから1億円を軽く越えるスーパースポーツが勢揃いして大いに盛り上がりましたが、個人的にはプジョーのブースに展示されていたプジョー208 T16に密かに反応していました。
280psを発揮する1.6リッターターボエンジンに4WDと5速シーケンシャルギアボックスを組み合わせたプジョー208 T16は、現行のS2000に代わるFIAの次期ラリー用競技車両規定のR5に対応するマシン。プジョーではすでに昨年のパリ・モーターショーでR5用マシンのプジョー208 Type R5を発表していますが、今回のプジョー208 T16は同車を新たに改名したもの。
もちろんT16といえば、グループBで圧倒的な強さを発揮した205 T16、そしてパリダカやパイクスピーク・ヒルクライムを制した405 T16の後継となる由緒ある車名なだけに、このニューマシンにかけるプジョーの意気込みが感じられます。個人的には、この改名だけで同車への注目度が一気にアップしました。
グループB時代のWRCを知るファンなら思わずニヤリとする往年のPeugeot Talbot Sportカラーに加えて、T16の名称まで与えられたプジョー208 T16は、グループBファンにも注目の1台になりそうです。