週末にご近所の4家族と一緒に1泊2日の家族旅行で鬼怒川温泉に行ってきました。メインは東武ワールドスクウェアで開催中のクイズ「ウルトラマンを探せ!」というイベント。子どもたちと一緒に園内14万人の人形に紛れているウルトラマンを探して楽しんでもらうのが、今回の旅行の趣旨でした。
しかし、私にとっての目玉は別にありました。それは同施設に展示してあるフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルの観察。フランク・ロイド・ライトが好きな私にとって、愛知県の明治村に移設された中央玄関とともに、東武ワールドスクウェアのミニチュアは、当時の全容を眺められる唯一の施設として重要な存在なのです。ここに来た本来の趣旨を忘れて、ひとりでじっくりと観察してしまったのは言うまでもありません。
そして、東武ワールドスクウェアのもうひとつの楽しみが、現代建築物の脇役となるクルマのミニカーウォッチング。建築物が1/25スケールで作られているため、1/25または1/24スケールのミニカーやプラモデル完成品が多数配置されており、なかには思わぬ絶版ミニカーが紛れていることがあるのです。
グループBマニア的には、数あるミニカーのなかでも、やはりグループBに自然に目が行ってしまいます。とはいっても、プジョー205 T16とアウディ・クワトロしかないのですが、個人的には「ウルトラマンを探せ!」ならぬ「グループBカーを探せ!」にハマり、夢中になって探しました。
ブラーゴ製のプジョー205 T16を塗り替え、普通のプジョー205風に仕立てているのが興味深いです。
アウディ・クワトロの後方には、なんとアルピーヌ・ルノーA110が!ちなみにA110はこの1台のみでした。
クルマにはそれぞれフィギュアが乗車しています。芸が細かいですね。ちなみに今回私が見つけたアウディ・クワトロは2台、プジョー205 T16は7台でした。
写真を見てお気づきの方も多いと思いますが、東武ワールドスクウェアは開園から19年が経過しているため、ポンコツ車が新車に置き換わっている例が見られます。当時はイタリアのブラーゴ製ミニカーが多数を占め、パトカーやタクシーなどにアルファ75が大量に使われていたり、フィアット・ウーノやティーポ、アルファ33が東京やニューヨークで数多く走っているなど、イタ車好きには突っ込みどころ満載でした。しかし、今回改めて見回すと、近年のドイツ車が増えているように感じました。
そして、今春に雹が降った影響で建築物やクルマが被災し、特にミニカーのウインドウには甚大な被害が及んでいました。すでに長い年月が経過していることに加えて、ウインドウ破損もあるグループBカーは、残念ながら置き換えられてしまう可能性が高そうです。
次回来園する際にも、「グループBカーを探せ!」ができることを願ってやみません。