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タバコとモータースポーツ

1970年代から1990年代にかけてモータースポーツ界を席巻したタバコブランドのカラーリング。現在は各国での広告活動が禁止されているため痕跡を探すことさえ困難になりましたが、多種多様なカラーリングがモータースポーツの世界に華を与えていたことは間違いありません。

数あるタバコブランドのなかでも欧州のラリーイベントで独自の存在感を発揮していたのが、ベルギーのBelga。ホワイトをベースに車体中央にレッドのラインが斜めに入るデザインは、Gr.4時代のフォード・エスコートからGr.AのシエラRSコスワースの時代まで貫かれ、一種の様式美を感じさせるものでした。

そんなBelgaカラーのグループBミニカーが、ベルギーのミニカー専門ショップ [Rallying4belgium] の特注品として3種類発売されたので購入してみました。


TR4B02 Audi Quattro Spa, Duez / Lux, Winner Rally Boucls de Spa 1983, Trofeu - 1/43


TR4B03 Audi Quattro Ypres, Duez / Lux, Rally Ieper Ypres 1983, Trofeu - 1/43


RICH005 MG Metro 6R4, Duez / Lux, Rally Ieper Ypres 1986, R4B Collection - 1/43

トロフュー社製のアウディ・クワトロの2台は500台限定、イクソ社製のMGメトロ6R4は1000台限定で、Rallying4belgiumのeBayおよびオンラインショッピングで購入可能です。

ミニカーの世界でもタバコロゴの付いた製品は原則NGなので、専門ショップでデカール加工を行なっていたり、ミニカーの台座の裏にタバコロゴのデカールがひっそり貼付されているのが普通なのですが、BelgaやRothmansは比較的ゆるい印象があります。

思えば、私が海外のタバコブランドを知ったのはモータースポーツがきっかけで、中学生時代には百貨店でモータースポーツがらみのレアな洋モクのパッケージを見て異常に興奮していました。私自身は喫煙に興味はなかったのですがパッケージデザインは大好きだったので、当時はお金を出して中身だけ誰かにあげて、パッケージだけ(特にボックス)をコレクションしたいと熱望していたほどです。そんな私の経験から言っても、青少年に多大な影響をもたらすタバコの広告はやはり規制するのが望ましいのでしょうね。

ちなみにBelgaの現況が気になったので、ジュネーブでベルギー人の知り合いに聞いてみましたが、地元では現在も人気のブランドのようです。

コメント (4)

はる工房:

フェラーリもバーコードになっていたっけ。
西が東になったり、アートとして車を見るとイマイチです。

睡蓮:

海外のcigaretteは中身とのギャップがそれらしくないくらいのしっくりくるデザインが多いですね。

デザイン面で日本の製品は足元にも及ばないと思います。

はる工房 さん

RothmansのRacingとか、GAULOISESのGO!!!!!!!!!!!!!とか、タバコの代替ロゴは結構面白かったですね。でも傑作はやはりWEST>EASTかな。

睡蓮 さん

パッケージデザインには本当に素晴らしいものが多かったですよね。今はパッケージの大部分に"SMOKING KILLS"などの文字が強烈に書かれているので、そんなものをあえて買うこと自体があり得ない感じですが。

あり得ないといえば、小学生時代にはタバコのパッケージを小さいシールにしたファンシーグッズや"LARK"ロゴの小物などが結構売られていましたね。子どもがタバコロゴの入った小物を普通に持っていたのも、今では考えられないですよね。

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2012年04月20日 02:41に投稿されたエントリーのページです。

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