立体駐車場でのシトロエン生活
駐車場をそれまでの平置きから立体駐車場に移るにあたり、もっとも懸念していたことは駐車中のロードクリアランスです。BX 4TCのハイドロは、エンジンを停止するとサスペンションの油圧が抜けて自然に車高が下がる旧世代のシステムのため、立体駐車場のパレット中央の凸部が盛り上がっている場合は、車高が下がると車体のフロア全体でパレットに接地してしまいます。
幸いなことに、今度の駐車場はパレット中央の凸部はそれほど盛り上がっていなかったため、車高が下がった状態でも、ご覧の通りフロントバンパー下端までの距離は余裕があります。
しかし、下回りを覗いてみるとロードクリアランスは皆無に近い状態。写真では分かりにくいのですが、このときすでにマフラーがパレットに接地していました。
このままではあらぬところに力が加わってしまうため、マフラーを接地させないための暫定処置を施すことにしました。
パレット中央に設置した4つの物体は、ホームセンターで購入したコルクのブロックです。このコルクをダブルウィッシュボーンサスのサブフレーム部分に合わせて配置することにより、車高が下がったときにコルク部分で車体を支えるアイデアです。
コルク1個あたりの耐荷重は75kgのため、車重1280kgのBX 4TCに対しては完全に役不足なのですが、現在のところ完全に押しつぶされることもなく、4輪での接地と併せて、マフラーの接地を防いでいます。
当初はカットした木材を敷いてその上に接地させることを考えたのですが、今後震度5強クラスの地震がきたときにパレット内で滑り落ちてしまう可能性がありそうなので断念しました。ある程度変形してクルマとパレットの密着度を高められるような素材として今回はコルクを試してみましたが、ベストはラバー製のブロックでしょうか。