昨日は年中行事となっている静岡ホビーショーに行ってきました。
今年は50回目とのことでいろいろとイベントなども企画されていますが、各社の新作リリースは例年通りもしくは例年以下。ただ、万年不況の模型業界のなかでも、アオシマではHonda '88 NSR250R SPのオートバイや静岡駅前の立体駐車場を1/150スケールで模型化したりと、相変わらず予測不可能な面白い商品展開。トミーテックでは往年のチョロQの名車をコレクター向けに新規開発した[チョロQ zero]を立ち上げたり、コンビナートの情景を発売するなど、新たな掘り起こしを行っているのが印象的でした。
さて、肝心のグループBミニカーですが、今回は思わぬ収穫があって今後に期待が持てます。
まずは、レーヴ・コレクションから7月に発売される予定の三菱スタリオン4WD 1984年ミルピステラリー(税込7,455円)です。
ランチアECVやトヨタ222Dさえ商品化されているのに、今までなぜ誰も手を付けないのか不思議だったスタリオン4WDですが、ようやく1/43スケールに登場です。期待通りの出来映えだったので発売日が待ち遠しいですね。
こちらはシュコー製のVW LT ボックスバン ハイルーフ「Rothmans PORSCHE」(税込5,880円)です。スパークのポルシェ911 SC RSの横に置いておくと見栄えがしそうですね。
シュコーは最近、ラリーに随伴していたサービスカーをラインナップしていて、すでにロスマンズカラーのBARKAS B 1000やVW LTのHBアウディチームを商品化しています。シュコーの金型を使ったPremium ClassiXXsブランドからもAudi SportカラーのVW T3aが出ているので、今後このジャンルが充実されてくるのでしょうか?
すでに予約受け付けが開始されていますが、こちらはhpiレーシングの1/43ランチア037ラリー 1984サファリ(税込6,300円)。
M.アレンが4位に入賞した037サファリはすでにイクソからも発売されていますが、出来が甘いのが難点だったので、出来の良いhpiレーシングからの発売には期待が持てます。11月発売とのことで、今後タイヤのハイトを上げるなどの調整を行っていくそうです。
さて今回の最大の収穫が、同じhpiレーシングのブースに展示されていたフォードRS 200です。
今年の秋以降発売とのことで、肝心のエンジンルームなどはまだスカスカの状態でした。四国自動車博物館の車両を取材したそうですが、フルノーマルではなかったので資料集めに苦労しているとか。RS 200はどこまでがノーマルなのか難しいクルマなので大変でしょうね。まわりのRS 200オーナーさんもフルノーマルではないし……。
とりあえず1986年アクロポリスの製品化が濃厚で、他のイベントも製品化したいというお話だったので、RACとスウェディッシュも開発するのでしょうか。マニアックでターマック好きな同社の傾向を考えると、RS 200を駆るヨアキム・サントスの事故でワークスチームが撤退した1986年ポルトガルのターマック仕様もあり得るのではないでしょうか。
ダイキャストではなくレジン製のため価格が13,440円(税込)と高価なのが最大の難点ですが、出来の良さでは定評のあるhpiレーシングがつくるRS 200がどんなものになるのか今から楽しみです。
コメント (2)
RS200はとても楽しみです。
IXO以降リリースが無かったので待っていました。
全体のバランスはかなり良さそうなので期待が高まります。
ところでスケールは1/43でしょうか?
投稿者: ドンゴ | 2011年05月14日 19:14
日時: 2011年05月14日 19:14
ドンゴ さん
確かにRS 200の新作ミニカーのリリースは久しぶりですね。スケールは1/43です。現状ではミニチャンプスのテイストにかなり近かったのですが、これからどんな風に仕上げていくのか楽しみですね。
投稿者: グループBマニア | 2011年05月15日 20:06
日時: 2011年05月15日 20:06