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2011年05月 アーカイブ

2011年05月14日

グループBミニカーの新作発見

昨日は年中行事となっている静岡ホビーショーに行ってきました。

今年は50回目とのことでいろいろとイベントなども企画されていますが、各社の新作リリースは例年通りもしくは例年以下。ただ、万年不況の模型業界のなかでも、アオシマではHonda '88 NSR250R SPのオートバイや静岡駅前の立体駐車場を1/150スケールで模型化したりと、相変わらず予測不可能な面白い商品展開。トミーテックでは往年のチョロQの名車をコレクター向けに新規開発した[チョロQ zero]を立ち上げたり、コンビナートの情景を発売するなど、新たな掘り起こしを行っているのが印象的でした。

さて、肝心のグループBミニカーですが、今回は思わぬ収穫があって今後に期待が持てます。

まずは、レーヴ・コレクションから7月に発売される予定の三菱スタリオン4WD 1984年ミルピステラリー(税込7,455円)です。

ランチアECVやトヨタ222Dさえ商品化されているのに、今までなぜ誰も手を付けないのか不思議だったスタリオン4WDですが、ようやく1/43スケールに登場です。期待通りの出来映えだったので発売日が待ち遠しいですね。


こちらはシュコー製のVW LT ボックスバン ハイルーフ「Rothmans PORSCHE」(税込5,880円)です。スパークのポルシェ911 SC RSの横に置いておくと見栄えがしそうですね。

シュコーは最近、ラリーに随伴していたサービスカーをラインナップしていて、すでにロスマンズカラーのBARKAS B 1000やVW LTのHBアウディチームを商品化しています。シュコーの金型を使ったPremium ClassiXXsブランドからもAudi SportカラーのVW T3aが出ているので、今後このジャンルが充実されてくるのでしょうか?


すでに予約受け付けが開始されていますが、こちらはhpiレーシングの1/43ランチア037ラリー 1984サファリ(税込6,300円)。

M.アレンが4位に入賞した037サファリはすでにイクソからも発売されていますが、出来が甘いのが難点だったので、出来の良いhpiレーシングからの発売には期待が持てます。11月発売とのことで、今後タイヤのハイトを上げるなどの調整を行っていくそうです。


さて今回の最大の収穫が、同じhpiレーシングのブースに展示されていたフォードRS 200です。

今年の秋以降発売とのことで、肝心のエンジンルームなどはまだスカスカの状態でした。四国自動車博物館の車両を取材したそうですが、フルノーマルではなかったので資料集めに苦労しているとか。RS 200はどこまでがノーマルなのか難しいクルマなので大変でしょうね。まわりのRS 200オーナーさんもフルノーマルではないし……。

とりあえず1986年アクロポリスの製品化が濃厚で、他のイベントも製品化したいというお話だったので、RACとスウェディッシュも開発するのでしょうか。マニアックでターマック好きな同社の傾向を考えると、RS 200を駆るヨアキム・サントスの事故でワークスチームが撤退した1986年ポルトガルのターマック仕様もあり得るのではないでしょうか。

ダイキャストではなくレジン製のため価格が13,440円(税込)と高価なのが最大の難点ですが、出来の良さでは定評のあるhpiレーシングがつくるRS 200がどんなものになるのか今から楽しみです。

2011年05月15日

4th Anniversary

グループBマニアのブログをはじめてから4年が経ちました。

この1年間は小休止的状態で、あまり手を入れていないBX 4TCですが、秋までには完全な状態に持っていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

2011年05月24日

久々の洗車

前回、ブログ開設4周年として日記をアップしましたが、先月から肝心のBX 4TCにまったく触れていないことに後ろめたさを感じ、週末に洗車をしました。

もはや前回いつ洗車をしたのか記憶が定かでないのですが、昨年12月にシトロエンXmのオーナーさんたちにお会いしたときから記憶がないので、実に半年ぶり?

しかもエンジンを始動しようとキーをまわしてみたところ、「カチン」といったきり静寂が訪れました。いよいよ不動車入りを覚悟したのですが、少し時間をおいて再始動を試みたところエンジンに火が入り、なんとか最悪の事態は免れました。

しかし、クルマに堆積したホコリはすさまじく、風が吹いた瞬間に黄砂まじりのホコリが大量に吹き飛んでいったほど。そんな状態から水洗いをして、仕上げにパーマラックスを含ませたセーム皮で水を拭き取ったところ、艶やかなボディが復活。友人のN君から勧められて使っているパーマラックスは、水拭きだけでしっとりとした光沢が得られるし、なにより作業が手軽なので大助かりです。

久しぶりに見るバリッとした4TCの姿に惚れ惚れしたので、雨に濡れないよう近所をひとまわりして帰還しました。クルマも人間も、いつもできる限りバリッとしていたいものですね!

2011年05月27日

otto mobileの魅力と難点

フランス車を中心に、マニアックな車種選定と実車のような出来映えで密かな注目を集めている1/18スケールのミニカーメーカーがフランスのotto mobile。

成形素材を少量生産に適したレジン製とすることで、大量生産が前提のダイキャストのような金型を不要とし、従来では絶対に採算が合わないようなマニアックな車種を比較的低廉な価格で販売。カルトカー好きの賞賛を浴びています。

そんなotto mobileが2011年4月に発売したのがプジョー205ターボ16 Série 200。
これまで205ラリー、205 GTI 1.6、205 GTI 1.9 Griffeとバリエーション展開してきた205シリーズの真打ちがついに登場です。

私も早々に予約して到着を待っていたのですが、GW中に到着して検品したところ、ご覧のようにアンテナが折れていました。

実はotto mobileの製品は部品の脱落が多く、これまで3台のルノー5 MaxiターボとシトロエンVISA Chronoを購入しましたが、問題なかったのはシトロエンVISA Chronoだけで、ルノー5 Maxiターボはスポイラーやウインドウが脱落した状態。今回のプジョーの不良と合わせて、実に1勝4敗という惨憺たる結果です。原因は、1/43のレジン製ミニカーと同様にバキューム製ウィンドウやエッチングのメタル部品を使う精細なつくりのために接着強度が弱いこと。そして、ミニカーを発泡スチロールのケースに収めただけで、追加の梱包材を使わずそのまま段ボールで送ってくる発送方法にあります。

これまで部品の脱落については自分でリペアが可能なので不問としてきたのですが、部品の破損はさすがに目をつぶれない範囲なのでotto mobileにクレームをつけたところ、すぐに交換用のアンテナ部品が送られてきました。

要は「自分で直せ」ということです(笑)。

そこで、破損したアンテナ基部を剥がして代わりのアンテナを接着しようと奮闘したのですが、今回に限って強固に接着してあるので塗装を痛めるリスクのほうが大きいと判断。仕方なく破損したアンテナを瞬間接着剤で修理することにしました。ついでにフォグランプのレンズも取れかかっていたので、こちらも接着剤で固定して修理完了です。

これだけ不良が多いと、ミニカーショップで商売として扱うにはリスクが高いし、レジン完成品などのノウハウがあるショップでないと、検品時に見つかった不良を修理するのも不可能でしょう。日本ではミニカーショップコジマさんが積極的に取り扱っていますが、この製品をまともに扱えるのは日本に2、3軒しかないのではないでしょうか。

逆にいえば、そんな排他的な存在こそがマニアを惹き付ける魅力なのかも知れませんが……。
とりあえず、6月に発売予定のシトロエンVISA 1000 Pistesが問題なく送り届けられることを祈るばかりです。

それはともかく、2011年8月の新製品として発表されたのが、なんとシトロエンBX Sport。
グループBではありませんが、BX 4TCと並んで前期型BXを代表するスポーツモデルです。

リンク先のがささんの愛車と同じカラーリングのため、即座に予約したのはいうまでもありません。

otto mobileは、BX 19 GTI、BX Sportと、BXのスポーツモデルを続けてリリースしてきたので、BX 4TCのリリースはこれでほぼ確実になったと、勝手に喜んでおります(笑)。

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