年頭所感 -2011-
あけましておめでとうございます
昨年は皆様にとってどのような一年だったのでしょうか。
私にとって、2010年はミニカーの購買活動こそ順調だったものの、肝心のシトロエンBX 4TCについては、年間の走行距離が100km前後に留まるなど、ほぼ冬眠に近い状況でした。今年はGr.4 / Gr.B車両が集うイベントなどにも参加したいと考えておりますので、いくつかの懸念事項を解決していくつもりです。
今年は、1986年にグループBがWRCの舞台から姿を消してから、実に25年目にあたります。
数多くの歓喜と悲劇をもたらしたグループBですが、幸運なことに、ホモロゲーション取得のために製作された市販モデルは、今でも世界中の愛好家により多くの個体が動態保存されています。グループB終焉から四半世紀が経っても、人々の記憶から薄れるばかりか、むしろクラシックの域に入って世界的な評価も一層高まっているのは、本当に嬉しい限りです。
もちろん、モンスターマシン故にもたらされた悲劇に目を背けることはできませんが、高性能化と技術革新に明け暮れた1980年代の時代感を象徴する存在として、モータースポーツ史および自動車史におけるグループBマシンの歴史的意義は、今後ますます重要になってくるのではないでしょうか。
私も引き続きブログなどで活動していきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願いいたします。
グループBマニア
代表 北沢 剛司