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2010年11月 アーカイブ

2010年11月10日

Group B Owner's Edition

2008年に刊行が予告され、翌年にはシリアルナンバーが選べるサービスとともに予約が開始された、McKlein Publishing社の[THE GROUP B BOOK - Owner's Edition]。
総ページ数1,000ページ以上、ハードカバーの2冊組、重量12kg、500冊限定、そして価格は999ユーロという、究極かつクレージーなグループB書籍が、ついに来年発刊されることになりそうです。

「とりあえずGr.Bオーナーにとっては必携でしょう!」との思いだけで、2009年1月に予約したのですが、まず悩んだのがシリアルナンバー選び。ワンクリックごとに数字が選べるしくみだったのですが、とりあえず1桁台は見当たりませんでした。そこで、グループBにゆかりのある"037","038","200","205","240","288"などの数字を探したのですが、なにせ500個の数字から選ぶことになるため、ひたすらクリックを繰り返す展開に。結局、数時間かけてクリックした挙げ句に"200"を選んで予約したのですが、完全にヒマ人ですね……。

そんな[THE GROUP B BOOK - Owner's Edition]ですが、先日、予約者向けにプレ版というべき見本誌が届けられました。

360×360mmの大判サイズは正規版と同じで、ハイライト的な内容が24ページ分抜粋されていましたが、この見本誌の本当の目的は、最終ページに差し込まれていた、正式申し込みのためのオーダーフォーム。
刊行前にデポジットとして300ユーロを入金してくださいという内容でしたが、もう後戻りできないのでついに出版社に送付してしまいました。

刊行時には、もう少し円高になっていると良いのですが……。

2010年11月18日

海外直送ミニカー

最近ようやく仕事が落ち着いてきたので、海外からお取り寄せしたまま放置されていたミニカーを整理してみました。


まずは、フランスのOttOmobile社が発売した1/18スケールのルノー5 MAXIターボ。有名な1985年ツール・ド・コルス優勝車です。
今年5月にはDiacカラーの1986年ツール・ド・コルスのF.シャトリオ車がモデル化されていたので、待望のカラバリです。
OttOmobile社によれば、レースカーやラリーカーの開発にはコストが嵩むため、それらはしばらく休止するとのこと。これまでレジン製の1/18ミニカーとしては破格の出来と価格を両立していたので、個人的には少々値上げしてでも積極的に製品開発して欲しいところです。


こちらはスペインのAltayaが発売している [Monte Carlo Rally Collection] のランチア037ラリー。1986年モンテカルロ・ラリーで7位に入賞したS.Selvia車です。
机上での1986年モンテの再現にはこの車両が欠かせないと昔から思っていたので、個人的には待望の製品化です。イクソの037がベースなのでhpiレーシングや京商に比べると出来はイマイチですが、そんなことは大した問題ではないですね。


こちらもAltayaが発売した、イクソ製ベースの [French Rally Passion Collection]のランチア・デルタS4。1986年のサンレモ・ラリーに出場したF.Tabaton車です。
EssoカラーのデルタS4は、これまでブラーゴ製のダイキャストとMDSレーシング製のレジン完成品くらいしかなかったので、現時点ではもっとも完成度の高い製品となっています。それにしても、デルタS4、F.タバトン、サンレモ・ラリーのいずれも "French Rally Passion" とは関連性がないように思えるのですが、なぜこのシリーズからの発売になったのでしょうか?


こちらはアウディmuseum mobile特注のスパーク製1/87 アウディ・スポーツクワトロ。
前回はグリーンでしたが今回はブラック。限定数は前回同様の214個です。すでにレッドとホワイトが製作されているので、次回はダークブルーでしょうか?

まだ未整理ミニカーがあるので、機会を見つけてまたアップしてみます。

2010年11月21日

ホビーフォーラム2010

今日は横浜で行われたホビーフォーラムに行ってきました。
ホビーフォーラムは、クルマホビー関連のメーカーおよびショップによる販売やモデラーズクラブの作品展示などを行うイベントで、2年前から毎回足を運んでいます。

今回の目的は、掘り出し物のアイテム探しはもちろんのこと、以前から気になっていたグループBの模型作品を見に行くことでした。

その作品とは、ラリーカー専門の模型クラブ、WRC (We are Rally car modelers Community) のKENさんが製作した1/24スケールのシトロエンBX 4TCとアウディ・スポーツクワトロS1。インターネットを徘徊しているときにはじめてKENさんの作品を見たときには、実車の雰囲気をそのまま凝縮したような作風に度胆を抜かれたのですが、ネコ・パブリッシングの「モデルカーズ」2010年5月号の特集で改めて作品を拝見し、ぜひ一度実物を見て、できれば製作したKENさん本人に話を聞いてみたいと思っていたのです。

[WRC We are Rally car modelers Community]

[KEN'S Rally Cars]

写真のシトロエンBX 4TCはフランスのProfil24製のレジンキットをベースにした作品ですが、ボンネットの作り直しやホイールの変更など様々なところに手が入れられています。この作品をお手本にして、私も作ってみたくなりました。


写真がプアで情けないのですが、手前のスポーツクワトロS1は、KENさんがREJIモデルの1/24レジンキットをベースに完成させた作品です。
私は10年くらい前に海外の知り合いからREJIモデルのキットを完成させた作品を購入したことがあるのですが、元のキットを知る者にとって、KENさんの作品はほとんどフルスクラッチに近い驚異的な内容であることがわかります。

[REJIモデルのオリジナル]

そして奥のスポーツクワトロは、タミヤのアウディ・クワトロにドイツのSCALE productionが発売したトランスキットを組み合わせ、WRCのtoさんが完成させた作品で、このトランスキットの原形もKENさんが手掛けています。

運良くKENさん本人とお話をすることができたのですが、なかでも印象的だったのが作品のアップデートについて。私はプラモデルなどを完成させてしまうと燃え尽き症候群になってしまって、製作時に不満があった部分なども忘却してしまうのですが、KENさんの場合は完成後も作品のレストアやアップデートなどを行っているとのこと。お子さんもいらっしゃる環境にもかかわらず、高いモチベーションを維持して製作に取り組まれていることが、個々の作品の仕上がりに現れてくるのだろうなと改めて刺激を受けました。

さて、私の復帰作はいったい何になるのでしょうか?

2010年11月24日

車高が変わった?

先日は久しぶりにBX 4TCでスーパーに買い物に行きました。

購入時には4ドアによる実用性の高さをアピールして我が家の稟議を通したBX 4TCでしたが、納車されてはじめてイオンに行こうとしたときに、わずか100m少々の距離を走ったところでエンジンが止まってJAFのお世話になるなど、実用性ゼロの状態が続いていました。思えば、クラッチの滑りが悪化したのもイオンの帰りだったので、やはり買い物グルマに供されることを拒んでいるのでしょうか。今回は、去る1月に買い物に行って以来、実に10カ月ぶりとなる出動のため、息子は久しぶりの乗車に「4TC、4TC!」と大喜び。クルマもなんとか無事に帰還することができました。

スーパーの駐車場が上層階にありスロープを上る必要があるため、フロントバンパーを擦らないように駐車場に入る前には毎回ハイドロの車高を一段上げていたのですが、駐車した姿を見ると異様なまでに車高が上がっています。再度、家の駐車場で元の車高に戻した状態を見ても、以前に比べて数cmほど高くなっているような……。

クラッチ脱着/車検から上がってきてから、何となく初期設定の車高が上がっているように感じていたのですが、横に止めてある純正エアロ装着の国産ミニバンと比較しても、BX 4TCのほうが確実にデパーチャーアングルに余裕がありそうです。以前の写真を見ると、フロントがやや下がり気味になっていたので、あるいはそれが是正されただけなのかも知れません。これなら必要以上に段差に気を遣う必要がなくなるので、少しフィールドテストをしてみますか。

2010年11月25日

GT5降臨

数年前から自宅でプレイできる日を待ちこがれていたPS3用ゲームソフトの[GRAN TURISMO 5]がついに発売されたので、早速購入してきました。
事前予約の時期を逸してしまったので初回生産限定版をゲットできるかと焦りましたが、発売前日の夜に有楽町のビックカメラで普通に予約できたので、難なく入手することができました。

初回限定版に用意されている特製ブックレットを見る限り、私にとって肝心のグループBカーのラインナップはGT4と変わらないようです。プレミアムカーでは新たなグループBカーが収録されているのでしょうか?

前作のGT4では、フルチューンしたプジョー205 T16 E2で無謀にもグループCなどのスポーツプロトタイプカーのレースに参戦。最初の2周目まではザウバー・メルセデスC9やマツダ787Bなどの強豪を押さえてトップを死守したものの、3周目でソフトタイヤのグリップが限界に達して壁に激突し、あっという間に最下位に沈んだ暗い記憶が甦ります(笑)。

また、GT5にもPhoto Modeが収録されているので、[グループBマニア]のトップページの写真も格段のクオリティアップを果たすことになるかも。

とりあえず、これから走り初めに行ってきます。

2010年11月26日

エッセン・モーターショーの極私的目玉

11月27日に開幕するドイツのエッセン・モーターショーのH&Rブースにおいて、アウディ・スポーツクワトロS1が展示されるようです。

いつの頃からか忘れましたが、ドイツのサスペンション専門メーカーのH&R社から、頻繁に新製品のプレスリリースが送られてきています。いつもは新型車向けの製品のニュースばかりなのですが、今回はなんとアウディ・スポーツクワトロS1向けに専用ショックを開発したというニュースだったので、思わず注目してしまいました。

2年の開発期間を経て完成したという特別なサスペンションは、ナンバーを取得して公道を普通に走行するための条件に合致しているのはもちろん、車高の上下と減衰力調整を可能にしたもの。往年のクラシックカーであっても、最新の技術により快適かつ高性能を享受できる一例として、スポーツクワトロS1が選ばれたようです。

肝心の車両に関する情報がないので何とも言えないのですが、もし20台しか製作されなかったエボリューションモデルの本物のS1であれば、レストア中だったNo.6かNo.17の可能性が高いと思われます。ただ、ボンネットを見ると普通のスポーツクワトロのボンネットが装着されているため、ロードカーから改造した可能性も考えられます。現地で直接確認できれば分かるかも知れませんが、残念ながらドイツ取材の予定がないので、推測でしかできないのが歯がゆいですね。

そこで思い出したのが、アウディ・フォーラム東京に展示しているスポーツクワトロS1の存在。
年末まで展示予定とあったので改めてじっくり見てみようと思い、アウディ フォーラム東京のHPを確認したところ、なんと 「Sport quattro S1」の展示は終了いたしました。の文字が!

アウディ・ジャパンに問い合わせたところ、肝心のスポーツクワトロS1はすでにインゴルシュタットのアウディ本社に帰ってしまったとのこと。息子にナマのスポーツクワトロS1を見せようと思っていたのですが、ついに未遂に終わってしまいました……。

結果的には、5月に東京ビッグサイトで開催されたスペシャルインポートカーショーで現車を見たのが最後になってしまったわけで、何ともトホホな状況です。

次回は、いつどこで現車に出会えるのでしょうか。

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