ホビーショーで見つけたもの
週末に、幕張メッセで開催された全日本模型ホビーショーに行ってきました。
今回もグループBの新作を期待して会場を訪れたのですが、まず驚いたのが京商ブース。面積が例年の1/4くらいの規模だったのに加えて、なんとミニカーの展示が一切なく、今後に不安を抱かせるものでした。今回は一般公開日に訪れたので多くの入場者で賑わっていましたが、業者招待日では各メーカーや小売店に衝撃が走ったのではないでしょうか。
そんな状態でしたが、国際貿易が取り扱うイクソとビザールからはグループBの新製品が展示してありました。
まずはイクソ製のプジョー205ターボ16 E2。
1985年の1000湖ラリーでT.サロネンが優勝したマシンです。以前Altayaから発売されたプジョー205ターボ16 E2はカーNo.1の1986年の1000湖ラリー仕様だったので、異なるバリエーションとなっています。
こちらは商品紹介がなかったのですが、1983年のモンテカルロ・ラリーに出場したシトロエンVISAです。試作品のためホイールがありえないインチアップ仕様となっていますが、実際に発売されるまでには改善されるのではないでしょうか。
最後は、ビザール製のマツダRX7 Gr.B 1985年RACラリー仕様。R.ミレンが9位に入賞したマシンです。
どれも従来の金型を利用したバリエーションなので新鮮味は薄いのですが、地味なモデルでも着実にスキマを埋めてきているので、ありがたいものです。
さて、今回の収穫は、国際貿易のブースで特価販売していたカルツォ製のBMW M1。1982年のツール・ド・コルスでB.ダルニッシュがドライブしたマシンです。
ROTHMANSのロゴが入っていているこの製品は、確か10数年前に発売された製品だと思いますが、いまだに国際貿易の倉庫に眠っていたのかと思うと驚きです。そんな蔵出し品がショー会場でも売れ残り、結果的に私のところにやってきたかと思うと、なんとも不思議な感覚です。
一期一会が基本のミニカーコレクションならではの面白さですね。