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2009年09月 アーカイブ

2009年09月07日

シフトノブ崩落

燃料タンクの修理以降、ご近所程度の出動を除いて夏期休暇に入っていたBX 4TCですが、今月あたりからいよいよシーズンインとなりそうです。

さて、先週末にはちょっとした事件がありました。

都内を快調に走行して信号待ちで止まったところ、手のひらに黒い物体が付着しているので、何かと思ってよく見ると、なんとシフトノブの破片が手にくっついていました!

恐る恐るシフトノブに合わせてみたところ、ほぼ元通りの形状になっていたので、接着剤で修理する予定です。

以前からシフトノブの樹脂がベタベタしていたので気になってはいたのですが、改めてよく見ると、今回の崩落箇所以外にも亀裂が入っている箇所があるので、こちらの表面剥離も時間の問題かも知れません。

加えて、もともとシフトノブの外周に本来入っているはずの赤いリングが最初から欠損しているので、シフトノブのデッドストックを調達するか、もしくはシフトノブの復元修理が必要となりそうです。

2009年09月23日

フランクフルト・ショーのミニカー事情

フランクフルト・ショーの取材のため、先週末までドイツに行ってきました。

ショーの内容はすでにいろいろなメディアで取り上げられていると思うので、私はモーターショーのミニカー事情についてリポートしてみます。

フランクフルト・ショー(IAA)では毎回、複数の自動車メーカーやミニカーメーカーから会場限定ミニカーが発売されるので、それを楽しみにしているマニアは私を含めて結構いるようです。

今回はメルセデスからミニチャンプス製の1/18 SL65AMG Black Seriesのオレンジが100台限定で発売されたのですが、なんとプレスデイ初日の午後に完売。初日の取材を終えてから自分へのご褒美として買おうと思っていたので買い逃してしまいました。それにしても、一般公開日の前に完売というのはいかがなものかと……。

仕方ないので代わりに購入したのが、今回初公開されたメルセデスSLS AMGのスパーク製1/43モデル。写真のAMGジルコンレッドは、ハードケース入りの特別仕様で500台限定。こちらも最初の数日で完売だったようです。


次はBMW。コンセプトカーのビジョン・エフィシエント・ダイナミクスが1/43モデルで飾られていたのですが、プレスデイ初日の朝イチで品切れしてしまい、結局買えずに帰りました。750台限定なので入手困難は必至でしょう。


こちらはIAA限定の1/43 ポルシェ特注パナメーラ・ターボです。
特徴はパープルメタリックのボディカラーと、台座にシリアルナンバーが記載されていること。
購入時に「オススメの良番は?」と訊いて渡されたのが、"0050/ 1000 pcs"と刻まれたものだったので気に入って購入したのですが、なんとフェラーリ458イタリアのプレスキットを貰いに行っている間に置き引きされてしまいました。
もし、"0050/ 1000 pcs"のパナメーラ・ターボがあれば、それは間違いなく盗品と思ってください。


こちらはお馴染みのミニチャンプス。
IAA限定ミニカーは500台限定で、しかも1人1個しか買えないのでいつも大人気なのですが、今回は997のポルシェ911カレラ4でした。
今年はプレスデイのときはブースのどこにもミニカーがないばかりか、一般公開日でさえ何の告知もなく、ショーケースの多くの新製品とともにさり気なく置かれているだけ。仕方ないのでスタッフに訊ねてみると、カウンターの下からおもむろにミニカーを出してくれるという、憎たらしいほどのマニア向け商売。一見さんが買うのは不可能に近い状態です。
ただ、プレスデイ初日に限定100台をすべて売ってしまうメルセデスに比べれば確実に良心的でしょう。2年前に購入したときは「今日の分は終わり」と断られたことがあったので、どうやら1日の販売量をコントロールしているようです。1台1台のミニカーを大切に売っている姿勢はさすがですね。


今回、アウディにはIAA限定モデルはなかったのですが、こちらは最近発売されたアウディ・スポーツクワトロの1985年モンテカルロ・ラリー仕様。
以前のアウディ特注モデルは1984年のアクロポリス・ラリー仕様で、パッケージも幅広タイプの特別仕様でしたが、これは通常パッケージになっています。アウディ特注品は"HB"のタバコロゴが入っているのでポイントが高いですね。


このシュコー製1/43 オペル・マンタB400の1983年 RACラリー仕様は、ロスマンズロゴが入っているせいか、日本の専門ショップでは即完売で買えずじまいだったもの。
数件まわって駄目だったので、これは "ドイツに行って買え!" というお告げだと理解したのですが、会場内の専門ショップでようやく思いを遂げることができて感無量。価格もかなり安くて結果オーライでした。


こちらは、IAA会場内で週末に開催されたホビー系フリーマーケットの"Automania"で見つけた、シュコー製1/43 オペル・マンタB400のシュニッツァー仕様。
存在自体を知らなかったので恐る恐る値段を訊いてみると、49.90ユーロだったので買ってきました。500台限定で、パッケージも専用品となるのがポイントです。

このほかにも、ベントレーからは今回がワールドプレミアとなるミュルザンヌが、早くもミニチャンプス製1/43モデルとして販売されているなど、ミニカー的にも見応え(というより買い応え?)のあるショーとなりました。

2009年09月28日

自動車博物館よりも面白い場所とは?

さて、フランクフルト・ショーでの3日間の仕事を終えたので、残り3日間はプライベートを満喫。
とはいっても、自動車博物館巡りをするだけなので、相変わらずクルマ三昧なのですが……。

初日に訪れたのが、シュツットガルトにあるメルセデス・ベンツ・ミュージアム。
ちょうど2年前のフランクフルト・ショーの際にも訪れたのですが、そのときは戦前のモデルをじっくり鑑賞しすぎて、後半は駆け足でザッと見ただけに終わってしまったので、今回はその続きというワケです。


展示車両は前回とほぼ同じでしたが、やっぱり足を止めてしまったのが、メルセデス・ベンツ600 Pullman。しかも、通常のボディよりも屋根が高い特注仕様であるのがマニアックです。


いよいよ前回ほとんど素通りしてしまったモータースポーツコーナーへ。
今回改めて発見したのは、手前のCLK DTMの前側の通路から、左後方のCLK-GTRやザウバーC9の真横を通って外周沿いに観察できること。遠くから撮影している人も多いので長時間居座るとキレられそうですが、ローアングルでGT1やグループCカーを眺められるのは至福のときです。


個人的には、やはり190E 2.5-16 Evolution 2のところで足を止めてしまいました。
グループBに次いで好きなDTMのグループAエボリューションモデルなので仕方のないところですね。


メルセデス・ベンツ・ミュージアムを見終わったその足で向かった先は、同じくシュツットガルトのFellbachにあるメルセデス・ベンツ クラシックセンター。
約20年以上経過したメルセデスに関するパーツ供給や整備、レストレーションなどを専門に行う部門なので、一度訪れたいと思っていた場所です。

ホームページには「特にガイドなどは行っていないのご了承ください」というような内容が書いてあったので、受付で一言挨拶してからレストア車のショールームを覗いてみました。その光景が下の写真です。


これらのクルマは、当時のままのコンディションを維持したものから内装を完全に張り替えたものまで、レストレーションの内容は様々。300Sクーペなどは電動式パワーステアリングが後付け装着されていましたが、要望に応じて取り外すことも可能と記載されています。
この日はSLが多数を占めていましたが、ガルウィングの300SLも2台展示してありました。


個人的には、メルセデス・ベンツ600 Pullmanと600 Pullman-Landauletが2台揃って展示されていることに驚愕し、この2台だけで30分近く観察してしまいました。


428台が生産された600 Pullmanはともかく、わずか59台しか生産されていない600 Pullman-Landauletははじめて見たので、ディテールを眺め倒していたところ、さすがにスタッフから "May I help you?" と声を掛けられ、結果的に600 Pullmanの在庫車のスペックを記した立派なカタログを頂戴しました。ちなみに600 Pullmanの価格は45万ユーロ(約6,000万円)だそうです。

いずれにしても、往年のクラシック・メルセデスが間近でじっくり見られる機会はそうそうないので、個人的にはメルセデス・ベンツ・ミュージアムよりも楽しんでしまいました。メーカーが旧いモデルをしっかりとサポートしてくれる体制は本当に羨ましいですね。

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