グループ B マニア

あけましておめでとうございます。
2008年最初の走り初めは、フォードRS200にお乗りのSさんとのミニオフでした。
Sさんとは今から6年ほど前にライターのHさんと一緒にお会いして、クルマを運転させていただいて以来の再会でしたが、Sさんもクルマもますます元気そうで、精力的に活動されているご様子に多いに刺激を受けました。
フォードRS200を見るのも久しぶりだったのですが、独特のツインスプリング/ダンパーやインタークーラー/ターボチャージャーなどの配管の取り回しなどはさすがに迫力モノで、グループBの究極的なレイアウトに改めて感銘を受けたのは言うまでもありません。
年明け早々に刺激的なマシンを見てしまったので、なんだかグループB病が一層進行しそうです。
2008年はクルマの不具合箇所を直してイベントなどにも顔を出したいと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。

実は今月はこれが2回目の更新なのですね。
バタバタしているうちにすっかりサボっていました。いやはや……。
というわけで、年明け早々にグループB関係で新たな発見をしたのが、
[Gruppe B - Aufstieg und Fall der Rallye-Monster]というドイツで刊行された独語 / 英語の書籍。
その名の通りグループB時代のラリーカーを特集した写真集なのですが、驚いたのは未公開写真が数多く含まれていること。グループB廃止からすでに20年以上が経過し、たいていの写真は何度か目にしたことがあったりするのですが、この写真集に使われている写真は初めて見るものが数多く含まれていて、それだけでも価値のある書籍といえそうです。
しかも巻末には、2009年冬に刊行予定の[Group B Owner's Edition] というグループBの豪華本の予告まで載っているではありませんか！
今回の書籍でさえ、総ページ数 252ページ、写真点数 約450点という充実ぶりなのに対して、その書籍では、2冊組で総ページ数 800ページ以上、写真点数 約2000点という超越ぶり。WRCに加えて、ERCや各国のラリー選手権に出場した車両も収録されるというから、今から楽しみです。

前から気になっていた映画『SS』を観に行きました。
原作のコミックでも話題となったスタリオン4WDラリーが主人公の愛車として登場するだけに、グループB好きにはまさに必見の映画といえるでしょう。
ストーリーも、グループB時代の過去を引きずる主人公のダイブツには同じ世代ならではの思い入れがあるし、20年以上前のグループBマシンで最新のスポーツカーを蹴散らすあたりは、現実的ではないと分かっていても、グループBマニア的にはスカッとするものがありました。
個人的には劇中車の再現度も含めて楽しめましたが、原作ではフォードRS200だった栗原の愛車がフォーカスになってしまったのが惜しいところです。
それにしても、ボーナスの現物支給で幻のスタリオン4WDラリーが貰えるなんて、考えただけでもゾクゾクします。トヨタ222DやランチアECV、アウディのグループSが現物支給で貰えるくらいなら、一生ボーナスなしでも構わないですね！（笑）