グループ B マニア

実車購入を機にBX4TC関連のグッズを定期的にチェックしているのですが、先日オークションで思わず買ってしまったのが、このマジョレット製BX4TCのミニカー。
ほぼトミカサイズの1/56スケールで、金属製のシャシーには"MADE IN FRANCE"と刻印されているなど、時代を感じさせるこの製品は、スターター製のレジン完成品モデルが出るまではBX4TCの唯一のミニカーでした。そのため、4TCが新車で売られていた当時、シトロエン・ヴィザ クロノと一緒に、デパートのおもちゃ売り場で購入したのを覚えています。
ところが、フェンダーから大きくはみ出したワイドホイールがどうしても気に入らず、あろうことか裏板のカシメを外してヴィザ クロノの細いタイヤと交換してしまったのです。結果的にはコンバートしたタイヤとフェンダーの位置関係はバッチリで「我ながら良い仕事をしたなぁ」と悦に入っていたのですが、今となっては若気の至りと苦笑するしかありません。
約20年ぶりに改めて購入したミニカーは、ブリスターパックの未開封品。暗室保管ではなかったようでボディがやや黄ばんでいるのが残念ですが、ブリスターパック製品が未開封で残っていること自体が奇跡に近いので許容範囲でしょうか。
当時購入した4TCもどこかに保管してあるので、無理矢理ワイドホイールを履かせられた哀れなヴィザ クロノ君とともに発掘して、当時に思いを馳せてみようと思っています。

今日は東京都町田市のカルフール南町田で行われた"フレンチーフレンチ"に参加してきました。
文字通りフランス車だけのミーティングとして全国で開催されているこのイベントは、今回がはじめての参加。しかもBX 4TCにとっても初イベントになるので、クルマを念入りに洗っていたところ、結局1時間遅れの会場入りとなってしまいました（汗）。
先日もランチでお会いしたプジョー205T16のおふたりの横に駐車できたおかげで、無事にPSA系グループBの3台そろい踏みを実現することができました。
おかげさまで多くの方々に見ていただくことができたのに加えて、私自身も久々にルノー5ターボ2を間近で拝見したり、DSやヴェルサティスなども見れて、FBMに行けなかった分を取り返した感じでしょうか。
しかも、私のクルマの真正面にはブログへのコメントをいただいたNag様がいらしたり、実は近所でニアミスしていたかも知れないSMのオーナー様や、ブログを見ていただいた方々ともお話ができたりと、嬉しいハプニング続きでした。
機会があれば、またイベントに参加してみようと思います。

実車の知名度と比例するように資料類もなかなか出てこないBX 4TCですが、ようやくオフィシャル資料のひとつを手にすることができました。それが1985年12月に製作されたBX 4TCのカタログです。
ハードカバーの中には、A3サイズのカタログと大判ポスター、そしてフランスの芸術家 J.F.Arrigoni Neriが描いた、歴代のシトロエン競技車両のシルクスクリーン版画が7枚収められています。
BX 4TCはホモロゲ取得用に製作してひっそり売られたものだと思っていましたが、このような立派なカタログを製作していたということは、当時シトロエンはBX 4TCをイメージリーダーとして本気で売ろうと考えていた何よりの証拠ではないでしょうか。少なくともカタログを製作した1985年12月の時点では、まさか1986年いっぱいでグループBが終了するとは誰も予測できなかったので当然といえば当然なのですが……。
そんなふうに当時に思いを馳せてみると、実に興味深い一品です。

最近微妙に悩んでいるのがネコとの付き合い方です（笑）。
ウチの近くにはフリーランスのネコが何匹か活動しているのですが、ある日ふとクルマを見たら、ボンネットのところに茶色の短い毛がいくつも……。
ん？と思って次の週末に確認してみると、ほぼ同じ場所にネコの毛が付着していました。
それ以来、帰宅時にネコのパトロールを開始したのですが、調査の結果、金曜日の夜に襲来する確率が高く、ついには屋根にまで毛が付くように……。
どうやら、まわりのクルマがミニバンばかりなので、ウチのクルマのボンネットとルーフがもっとも乗りやすく、かつフラットで居心地の良い場所になっていたようです。
「さまざまなクルマのなかからBX 4TCを選ぶなんて、さすがはお目が高い！」などと言っている場合でもないので、苦し紛れに100円ショップで買ったネコよけ剤をクルマの4隅に置いてみると、正露丸によく似た臭気のおかげで効果できめん。もう3週間ほど経ちますが、意外にも効果が持続しているようです。
ネコも習慣性の動物なのでいつまで持つか分かりませんが、とりあえずネコが近くにいるときはボンネットを開けたままにしておくなど、常に知恵比べをしている今日この頃です。

今日はシトロエンCX 25 GTiに乗るマイミクのNさんとお会いして、お互いのクルマの乗り比べをしてきました。
密かにフルサイズのシトロエンが好きな私にとって、CXは気になってはいたもののご縁がなく、ずっと近くて遠い存在でした。
今回試乗して最初に感じたのは、「これこそシトロエンの王道だ」ということ。路面への当たりが柔らかだし、高速時のフラットな乗り心地は絶品そのもの。いつまでもステアリングを握っていたいと思わせる走りには大変感銘を受けました。
その一方で、我がBX 4TCはとてもハイドロ車とは思えないほど硬く、常にコツコツした乗り心地が気になっていたのですが、試乗したNさんもその点についてはかなり驚いた様子でした。Nさんによれば、CXターボでもここまで硬くないとのことで、BX 4TCは文字通り、硬派なハイドロ・シトロエンの最右翼ということでしょうか。

今年は多くの方々との出会いがあり、いろいろな場面で本当にお世話になりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
2008年もどうぞよろしくお願いいたします。