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2007年09月 アーカイブ

2007年09月02日

帰宅はしたものの……

BX 4TCがひとまず自宅に帰宅しました。
実は1週間前に帰宅していたのですが、不憫な状態になってしまったことにショックを受け、パソコンの前に座ってもブログを更新する意欲が湧かず、ズルズルと1週間経ってしまったというのが実情です。
問題の燃料タンクは折りたたんだリアシートの上に置いてありましたが、樹脂製タンクの損傷箇所はパッと見には分からないものでした。ひとつ幸いだったのは、FRP製のカバーがタンクを覆い被せるように付いていたこと。燃料タンクをワンオフで作り直しても、どうやら見た目には分からないようにできそうです。
とはいえ、丸1週間クルマを見る気さえ起きなかったので、燃料タンクの写真も撮っていない状態です。そろそろ気を取り直して活動しなければ……。

2007年09月18日

フランクフルト・ショーでのGr.Bマシン

先週からドイツのフランクフルト・ショーの取材に行っていたので、更新をサボってしまいました。
ショーの主役となる肝心の新車のほうは、ドイツのお膝元らしく環境性能を重視したクルマが多数出品されていました。それはそれとして、一方で、会場内にGr.Bマシンの展示はないかと密かなテーマを持って探しまわっていたところ、やっぱりありました。
そのクルマはドイツらしく、オペル・アスコナ400。しかも1983年のサファリ・ラリーでA.バタネンが優勝したマシンが展示されていて、目が釘付けになりました。
思わず仕事を中断して撮影してしまったのが、この写真です。

2007年09月21日

アウトシュタットのお楽しみ

フランクフルト・ショーでの取材を終えて次に向かったのが、VWの聖地、ウォルフスブルグにあるアウトシュタット(Autostadt)。
VWグループのテーマパークといえるアウトシュタットは、新車を受け取るために訪れるVWオーナーをはじめ、世界中から1日平均5,000人の入場者を数える一大施設。VWグループといえば当然アウディも含まれるワケで、ここでもGr.Bマシンの展示に期待していました。
結果的には、クルマ好きにとって一番楽しめる博物館(ZeitHaus)にアウディ・クワトロが1台置いてあるほかは特に収穫なしだったのですが、アウディ・スポーツクワトロS1の絵はがきが1ユーロで売っていたのでお土産に買ってきました。その写真を見る限り、アウディのパビリオンにスポーツクワトロS1が展示されていた時期があったようなので、タイミングが良ければ見れたのかも知れません。
まぁ、スポーツクワトロS1のようなGr.Bマシンが展示されていたら、それこそ取材がまったく手につかない状況になったことは想像に難くないので、逆に良かったのかも知れませんが……。

2007年09月25日

ツインエンジン・ゴルフに感激

ウォルフスブルグの滞在中にはAutoMuseum Volkswagenにも訪れました。アウトシュタットとウォルフスブルグ駅からクルマでそれぞれ5分程度の場所にあるこの博物館は、文字通りVWの歴史的なクルマを約140台も保管していて、クルマ好きにとっては半日いても飽きない濃い内容でした。
個人的に最大の収穫だったのは、1987年のパイクスピーク・ヒルクライムに出場したツインエンジン・ゴルフが展示されていたこと。当時のVWゴルフGTIをベースに、326PSを発揮する2リッター16Vターボエンジンをフロントとリアに2基搭載したワンオフのマシンは、もちろんVolkswagen Motorsportが製作したもの。決勝ではギアボックストラブルによりリタイアしたため歴史的には埋もれていますが、優勝したアウディ・スポーツクワトロS1や2位となったプジョー205T16に勝るとも劣らないモンスターマシンだったことは間違いありません。
これまで数枚の写真と数秒間の映像でしか見たことがなかった実車を目の当たりにして、大いに興奮したのは言うまでもありません。ウォルフスブルグを訪れる機会があれば、必ず立ち寄りたい名所といえるでしょう。

2007年09月29日

悩ましいビンテージスロットカー

ドイツネタの最終回です。
ウォルフスブルグでのVWの取材を終え、再びフランクフルトへ戻ってきて真っ先に向かった先は、もちろんモーターショー会場。飽きもせずに戻ってきた理由は、最初の週末に会場内で行われる絶版ミニカーのフリーマーケットに行くため。価格自体は、最近のユーロ高の影響で以前に比べて割安感は減りましたが、やはり日本では流通していない珍品などもあるので会場を彷徨っていました。
そこで見つけてしまったのが、Carrera製の旧いスロットカーセット。ちょうど20年前の製品とおぼしきパッケージの写真には、なんとアウディ・スポーツクワトロとプジョー205T16の2台が写っているではありませんか!
一瞬にして度肝を抜かれたのですが、なんせスーツケースより大きな箱。しかもその時点で、私の荷物は各社の資料やカタログなどで30kg近い重量に達していたので、諦めざるを得ない状態でした。それでも、念のために帰り際に値段を聞いてみたところ、なんと20ユーロ。理由はスポーツクワトロの状態が悪かったためですが、あまりの安さに思わずグラッときて迷っているところに、追い討ちをかけるように「じゃあ15ユーロならどう?」と聞いてくるではありませんか。もちろん、その時点で売買が成立したのは言うまでもありません。
さて、勢いだけで買ってしまったこの大物をどうやって持ち帰るべきか?壊れ物とはいえ機内への持ち込みは不可能だし、かといって受託手荷物で預けたら、発砲スチロール製のケース底面が割れて悲惨なことになるのは目に見えています。何度も自問しましたが解決策が思い浮かばないので、とりあえずホテルの部屋でコースを組み立て、動作確認をしつつ遊んでみることにしました(笑)。プジョーはタイヤの摩耗により激しく空転するばかりで走行できず、アウディは通電が完全なら普通に走るので、とりあえず調整で直ることが分かりました。
結局、出発日の朝になってから、箱の周囲を樹脂製の板や厚紙などで厳重にガードし、カタログを満載したスポーツバッグに強引に連結してカウンターで預けることにしました。ところが、その連結作業に思いのほか時間がかかり、なんとミュンヘン行きの便に乗り遅れてしまいました。結局、ミュンヘンまでの航空券を約300ユーロで買い直すハメになり、なんとかミュンヘン発の日本便に間に合うことができました。
わずか15ユーロの買い物のおかげで300ユーロを失うというアホさ加減にはさすがに自分でも呆れましたが、結果的には受託手荷物を2つに分けて送ることに成功し、しかもトラブルにより荷物が届かなかったため、その後自宅まで無料配送してくれたのはラッキーでした。肝心のスロットカーセットも、乗り遅れるまで入念に梱包しただけにほぼ無傷で受け取ることができたので、今回はケガの功名というべきでしょうか。

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