ブログをはじめました
『グループBマニア』のメインコンテンツとして、もっともミステリアスなグループBカー、シトロエンBX 4TCとの生活をオーナーの視点で伝えていくブログを立ち上げました。
シトロエンBX 4TCをはじめとするグループBカーをメインに、クルマ関係の話題を取り上げていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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シトロエンBX 4TCをはじめとするグループBカーをメインに、クルマ関係の話題を取り上げていきますので、どうぞよろしくお願いします。
シトロエンBX 4TCはノーマルとは別物のブリスターフェンダーを備えていますが、実際に目にしてみると、そのボリューム感に圧倒されます。というのも、前期型ノーマルBXの標準ボディが全幅1660mmであるのに対して、4TCは実に1830mm!この数値はプジョー205T16の1700mmやランチア・デルタS4の1800mmなどに比べると、最も大柄なことが分かります。これはサスペンション形状を、前:マクファーソン・ストラット、後:トレーリングアームから、前後ダブルウィッシュボーンへと変更し、トレッドを拡大した結果でもあるのですが、ホワイトに赤いピンストライプが入るFRP製のフロントフェンダーは、ガンダム世代には思わずグッとくるフォルムです。
BX 4TC関連のアイテムや資料を探してeBayを彷徨っていたところ、eBay.frで見つけたのが、この「CITROPOLIS」1999年11月号。まだeBayのアカウントを持っていなかったのですが、表紙を見た瞬間に運命的なものを感じ、新規にアカウントを開設。結局、送料込1,300円ほどの出費で手元にやってきました。
完全なジャケ買いだったので、てっきり4TC エボリューションの詳しい記事が載っているのではと期待してみたら、中身はロードバージョンの記事だけで完全な肩すかしを食らいました。とはいえ、合計8ページも4TCの記事が載っているので十分満足なのですが……。
4TCの資料探しは、やはり十分な時間が必要なようです。
BX 4TCで4連ランプと同じくらい長年の謎だったのが、リアドアの厚み。
通常のドアにパネルを重ねていることは分かりましたが、リアドアのドアハンドルが奥に埋まっているので、ホントに開くのかどうか?それに実際どんなつくりなのか興味がありました。
そこで実際に開いてみた部分の断面形状が上の写真です。
リアドア自体は普通に開くのですが、その膨らみは、やはり通常のリアドアに巨大なFRP製パネルを強引に接着したような状態で、"MB Guard" として知られるメルセデス・ベンツSクラスの防弾車両より厚みがありました。それに車体側も樹脂製のインナーフェンダーやサイドステップがパテ埋めで仕上げられているという具合。
ホモロゲーションモデルならではの突貫作業的なハンドメイドには、ただ驚くばかりです。
今日は4TCを預けている主治医のところに顔を出してきました。
路上デビューする前にひと通り診てもらうことにしたのですが、エンジンやトランスミッションからのオイル漏れが見つかったり、エンジンファンがまわらず冷却水が吹き出したりと、やればやるほどハマっていくという具合。2基のエンジンファンのうち1個しかまわらないというのは事前に聞いていましたが、アイドリングしているだけで冷却水が吹き出すようではとても走れないので、ミニ用の温度センサーを取り付けて、水温90℃で2個のファンが同時にまわるようにモディファイを加えました。
できるだけオリジナルに近い状態を維持したいところではありますが、21年間で7,000kmしか走行していないクルマなだけに、現代の日本でまともに走らせるためには、今後も各部のアップデートが必要なようです。
いよいよ今週中に登録予定となったので、自動車保険について調べてみました。
以前マセラティ・ビトゥルボを乗っていたときにお世話になった保険会社の担当に久しぶりに連絡して、4TCでも加入できるか訊いてみたのですが、予想通り、20年前のクルマは残存価値なしと判断されてしまうので、加入してもほとんど掛金がかけられないとのこと。しかも追突などで相手に賠償責任がある場合でも、ほとんど保険金が下りない場合があるといわれました。数年前にビトゥルボで車両保険に加入していたときも同じセリフを何度も聞かされていたので、状況は未だに改善されていない模様。自動車の価値を年式だけで判断されてしまうお寒いクルマ環境には、まさに力が抜ける思いです。ほとんど走行しないクルマ向けのビンテージカー保険もあるようですが、日本で旧車をまともに乗ろうとするのは、いろんな意味で障害が大きいことを改めて痛感させられます。