京商(株)のランチア037ラリーは、
1984年のツール・ド・コルス優勝車をモデル化。
塗装の美しさやディテールの再現度では、
他社ミニカーのクオリティをはるかに超えています。
このモデルの驚異的な点は、
量産品の1/43スケールのダイキャスト製ミニカーでありながら、
エンジンカウルが開閉し、リアのエンジンセクションがしっかり再現されていること。
従来、これと同じようなクオリティのモデルを手に入れようと思ったら、
プロモデラーの完成品モデルで数万円はしていたことでしょう。
それが、たったの3,500円。このバリュー価格は驚異的です。
1/18スケールと同様にルーフアンテナが別パーツとして付属しています。
他社製品のアンテナがプラスチック製であることを考えても、
京商のディテールへの徹底したこだわりが伺えます。
リアバンパーのないエボリューションモデルでここまで見栄えがするのは、
リアセクションをしっかり再現しているからに他なりません。
パッケージは、京商製モデルに共通のデザインです。
<総合評価>
京商(株)ランチア 037 ラリー 1984 ツール・ド・コルス No.5
品番:No.03181A 定価:3,500円
* ○なところ *
これまで発売された1/43スケールのなかではもっとも実車の雰囲気に近いボディ。
量産品としては究極ともいえるエンジンルームの再現。美しい塗装。
製品全体のクオリティの高さ。3,500円という買い得感の高い価格
* ×なところ *
ボディとエンジンフードの開口部に貼付してあるマルティニマークが欠けている製品が一部見られた。
販売個数が少ないため、すでに品切れになっているショップが多く、入手しづらい。
別体式の金属製アンテナは再現度に優れる反面、取り扱いに気を遣う
* 採点 *
文字通りの決定版で、文句の付けどころがない内容です。
'83 モンテ以降のバリエーション展開に期待が持てます。
これはもう、100点 しかないでしょう!