京商（株）のランチア037ラリー第二弾は、
1983年のモンテカルロ・ラリー優勝車。
先に発売された、1984年ツール・ド・コルス優勝車との違いが見どころです。
1984年ツール・ド・コルス優勝車との違いは、
フロントの4連ライトポッドと、リアバンパーが追加されていること。
もちろん、マーク類などの変更点もしっかり押さえてあります。
エンジンカウルを開けると、エンジンセクションがしっかり再現されています。
この辺のクオリティは、ある意味、ミニチャンプス製ミニカーを超えています。
左が '84 ツール・ド・コルス優勝車で、右が '83 モンテカルロ・ラリー優勝車です。
4連ライトポッドと内側2灯へのライトカバーの追加をはじめ、
マーク類の位置が結構異なることが分かります。
リアバンパーの有無によって印象が大きく異なります。
リアバンパーを付けると大人しく見えますね。
ちなみに右側の '83 モンテ仕様には、[PIRELLI] のタイヤマークがありません。
京商、ヴィテス、スターターの、それぞれの1/43 037ラリーを比較してみました。
こんなにも違いがあるなんて…
＜総合評価＞
京商（株）ランチア 037 ラリー 1983 モンテカルロ No.1
品番：No.03181B 定価：3,500円
＊ ○なところ ＊
先に発売された、'84ツール・ド・コルス優勝車と異なるボディ形状やマーク類などを
きっちりと作り分けているところ。
相変わらず、量産品としては最高レベルのエンジンルーム再現と、美しい塗装。
3,500円という買い得感の高い価格
＊ ×なところ ＊
マルティニマークやストライプが一部欠けている製品が一部に見られた。
瞬間接着剤の使用量が多いのか、ウィンドウの隅のほうに白い曇りが見られる製品が少なくなかった。
第一弾の'84ツール・ド・コルス優勝車に比べると、ややクオリティが低下したか？
＊ 採点 ＊
全体のクオリティは相変わらず高いが、一部にウィンドウの曇りが発生している製品があり、
購入時に十分検品したほうが良いと思われるモノがあった。
検品の必要がある分が減点対象となり、90点 です。