マルク・アレンのドライブにより1984年のツール・ド・コルスで優勝した、
037ラリーのエボリューションモデルをモデル化。
リアバンパーがない分、トランスミッションなどメカニカルな部分がむき出しになるので、
ディテールまでつくり込まれていないと見栄えがしないものですが、
このモデルは、ほぼ完璧です。参りました!
フロントカウル、エンジンカウル、左右ドアが開閉します。
豊富なアクションはビッグスケールモデルならでは。
特にエンジンルームの再現度が圧倒的です。
プロモデラーによるキット完成品モデルやフルスクラッチモデルを除いた
市販品のミニチュアカーとしては、この京商製ダイキャストモデルは、
これまでリリースされた製品のなかで、もっとも完成度の高いモデルといえるでしょう。
パッケージは、こんな風になっています。
<総合評価>
京商(株)ランチア 037 ラリー 1984 ツール・ド・コルス No.5
品番:No.08301A 定価:12,000円
* ○なところ *
ビッグスケールを生かしたディテールの追求、実車の雰囲気に近いボディ、美しい塗装、
エンジンルームの高い再現度、エッチング部品によるメッシュ部分の表現
* ×なところ *
オールターマックのツール・ド・コルス仕様なのに車高が高い、
個体差かも知れないが塗装に小さな剥げがいくつも見られる、
サイドウィンドウに小さなヒビが入っていた
* 採点 *
細かい点が気になるということは、全体の完成度が高い証拠か?
とりあえず、037ラリーの決定版モデルを発売してくれた
京商(株)に感謝!ということで、95点 です。